その4.大物ダブル捕獲に使える ランニング射撃に代わる「待ってたホイ射撃」。 駆除が年中行事となった昨今では多くのエゾ鹿が銃を向けると数秒で走ります。彼らは駆除ハンターが発砲するまでの時間の半分前後で動き出せば撃てない、或いは当たらない事を学習したのです。 これで撃つ機会を逸したり又は撃っても失中と残念な思いをしたハンターもたくさんいると思います。 こんな時、ランニング射撃の技術を持っている…
その3.憧れの全委託300m遠射。 銃には300mの遠射の能力があるのですから、ライフルマンの憧れの300m遠射も何とかしたいモノです。 達成には2つの問題があります。 1つは精度が銃の精度の限界に近付く為に人間側の要素を半委託時よりも1段と少なくしなければならず、この為に全委託射撃が必要になり、詳しくは後述します。 2つ目は落差補正の問題です。150mゼロインしますと200mまでは落差無視…
その2.実戦で最も多用する半委託150m近射。 エゾ鹿は20年前には50~100mに居まして10秒以上の照準時間を楽勝でもらえ、特別な射撃訓練は不要。 更に超デメキンと言うのも少なからず居まして、僅か10m前後であるにも拘らず何時までも逃げないと言う笑い話的な伝説も多くありました。 しかし今では100~150mにおり、銃を向けると数秒で走り出します。また150m射撃は仮に十分な時間があっても…
その1.出会い頭の勝負に使えるフリーハンドの50mスナップショット。 50m射撃はイージーですが、何時も撃たれている駆除慣れした鹿が50mの距離で10秒以上も待ってくれる筈がありません。これを捕獲可能にする射撃がスナップショットです。従来はライフル銃では不向きな射撃とされていました。射撃スタイルは基本射撃に近いのですが、考え方は従来とは全く違います。 従来射法ではまず銃を肩に付け、目がスコー…
4. 角長80cmオーバーの超大物エゾ鹿。 ライフルハンターであれば、何が何でも成功させたいのが角長80cmオ―バーの超大物です。これを達成させなければエゾ鹿猟をする意味がないとすら言えません。 国内ライフルの過半はそれに相応しい仕事の場を与えられず、多くが所持自慢だけに留まっているのは非常に虚しい事だと思います。北海道は1.5万円と2時間程度と近くて安い猟場です。 せめて1度は15…
3. 遠射300m以上。 実際は稀に見る様な大物でない限り、回収が大変ですから撃たなくなりますが、巷のハンターの90%以上が出来ない遠射ですから、ぜひとも出来る様になりたい物です。 銃と弾は150mでワンホールの実力があるのですが、最も多い150mの実戦射撃は早撃ちで、その時には直径10~15cm程度の集弾性となり、これでちょうど急所をカバー出来ます。 スコープのゼロインは150mに…
講師が北海道に出発しようとしたその日は大型台風で太平洋フェリーが欠航。同日の日本海フェリーも欠航、急遽出撃を1日早めると言うアクシデントから2017年度猟は始まりました。 台風により峠は積雪30cm以上、そんな事から第1期からフィーバーが期待されますが、気温は相当高く、山から降りる本格的なフィーバーには至りませんでした。 それでも第1期にはかなりの出会い数と内容が得られ、スラグ2年生の熊本の…