「平等院鳳凰堂」の日記一覧

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鳳凰堂に於ける 菩薩の安坐・立像 と 飛天の胡跪・長跪の意味の違い

02月10日に「鳳凰堂阿弥陀光背と その飛天に付いて勉強」との日記を書きました。 そこで、「飛天の座り方と雲中供養菩薩の座り方」ついて述べました。 飛天は、長跪(両ひざを並べて地につけ、上半身を直立させる礼法)または胡跪(こき:右膝を地につけ左膝を立ててひざまずく礼法)とし、 一方の雲中供養菩薩が安坐(あぐら)や立像を伴うことと区別されている。 私は自分でそう寄稿していながら…

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【下】鳳凰堂阿弥陀光背と その飛天に付いて勉強

【前の日記の続きです】 ◆ちなみに12 世紀後半の西教寺丈六阿弥陀像の飛天光背の頂には多宝塔を補作するが、塔内の二仏併坐像は当初に遡る。大日の三昧耶形が金胎ともに宝塔であった点に留意するとき、当初も同様とみてよい。ただし、二仏併坐像を伴う点に『法華経』見宝塔品の受容が窺える。その『法華経』では、本経持誦により命終に阿弥陀聖衆にまみえることを説く。造像に『法華経』の反映が認められよう。 ●と…

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【上】鳳凰堂阿弥陀光背と その飛天に付いて勉強

飛天と雲中供養菩薩の相違 2014年01月29日 と 「雲中供養菩薩と飛天」の日記を修正してたら・・・2014年01月30日を前に日記にして、 平等院鳳凰堂の本尊阿弥陀如来坐像の光背に付いて居る飛天の事を書いていますが、今回も平等院鳳凰堂の本尊阿弥陀如来坐像の舟形飛天光背とそこに付く飛天像に付いて、また書きます。 何度か見ています平等院鳳凰堂、何年か前の最後に訪れた時に気が付いたのは、白…