能をご存じ無い方には理解不能かと存じます。 式能とは江戸時代に確率されたとされる5番立て式楽の能舞台の現在版です。 能(正確には能の曲)には属性がありまして、1番能、2番能、3番能、4番能、5番能と1から5があります。 神男女狂鬼です。 1:神物 2:男物=武将もの 3:女物=女鬘(おんなかづら)もの 4:狂物=物狂いもの、その他 5:鬼物あるいは猛将物 今回の番組表は、以下の通りです。 1)…
ふらふらする、目がまわるという母に対して、どこが悪いとか何が原因かが分からないので当面なのか死ぬまでなのか病気で入院となるまでなのかその期間が分かりませんが、耳鼻科に行って点滴を受けさせることになりました。 耳鼻科が水曜日が休診であることと、今のところ木曜日がデイサービスの日なので外させてもらっても 月、火、金、土の週4日です。 私は東京に出かけて能の舞台を観ることを趣味とし、3月…
能の中には新しく作曲した新作能というものがあります。 この新作能、どうやらライセンスの問題からか上演が途絶えてしまう傾向にあるように見えます。 観世流 新作能「平将門」(観世流 梅若研能会) シテ加藤眞悟 この新作能は厄介でして制作及びライセンス所有が地方自治体 茨城県坂東市だと思います。何と謡本まで制作。 昔、ふるさと創生基金というお金配り1億円だったでしょうか?市町村全…
能の曲の中には復曲能と呼ばれるものがあります。 これはある時から上演されなくなり、結果時間の経過とともにどのような能であったが分からなくなってしまった曲です。 復曲能もいくつか拝観しています。 珍しいところでは、 観世流 能「綾鼓(あやのつづみ)」国立能楽堂にて上演 シテ浅見真州(まさくに) 浅見先生が復曲 能をある程度見られた方ならば「嘘でしょ!「恋重荷(こいのおもに…
能を見始めてまだ12年しか経っていませんが、時にこの能の曲をもう1回見ることが出来るだろうかという機会に当たることがあります。 能をある程度知っておられる方なら「披く」という単語が用いられる場合は、その能の曲を初めて上演する、舞うという意味になります。 能楽師にとっては、一つの重要な通過点として「道成寺」を披いたことがあるか否かで若者か成人かのような比較となります。特に女性能楽師の場合で…
2013年4月に、ここ趣味人倶楽部に書き残した日記が残っていました。大変感謝です。 これを読んで私が能にはまった過去が蘇りました。 2012年1月いせさき能を見る。観世流 鉢木 2013年1月土曜日の午後、Eテレで能の収録を偶然見る 宝生能楽堂収録 喜多流 黒塚 シテ塩津哲生(あきお) 2013年2月国立能楽堂 式能 1部2部通しで見る 記憶が正しければ翁担当宝生流。2部は観世…