現在日本の国家としての最古の文献資料は古事記と日本書紀ですが、これは8世紀持統朝の成立で、例えば、それまで家族親類で経営していた商店が会社組織になり、いよいよ企業として上場するためには一応の社史が必要となり、それまでの下請けとの関係や業界団体、株主の状態を公式記録として示す必要が生じましたので作製したものです。したがってあえて過去の不都合な事は極力避け、会社成立に都合の良い事象ばかりが記録される…
紀元前9世紀に北九州で始まった弥生時代も、本州への拡散には時間がかかった。 また、弥生時代の3点セットとされる弥生土器・水田稲作・鉄器の使用も当初の600年間は揃わないままであった。 このため、縄文と弥生との明瞭な境目はなく、また稲作も取り入れられながら中止された地域もあるなど、 従来は弥生時代の始まりが早かったという認識は生じなかった。 それが炭素14年代法の開発により、科学的な年代の…