「花山葵」の日記一覧

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花山葵採り

この時期は例年、天然山葵の新芽が出て花が咲くころなので、花山葵のしょうゆ漬けを作るのに仲間にも教えない秘密の場所に山葵採りに行っている。 この場所は盲点なのか何故か誰かに採られた痕跡がない、まして去年行ってないので凄いことになっているだろうと。 キノコは尾根を探し、山菜は沢筋を探すのでどちらかと言うと沢登だ、最近は土石流防止のためか, やたら砂防ダムが多いので乗り越えるのが大変だが、この時期…

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刺身に添えて山葵の甘みあり

 沢水のやさしく唄ひ花山葵  名取袿子  鮫皮にておろせる山葵クリームめく  鈴木ひろ子  伊豆の宿山葵下ろして鮪に載せ   アロマ  裏山の瀬音やさしき花山葵  羽賀恭子  風光り山葵田の水迸る  伊藤いな栄  箸休めとは湯通しの花山葵  鈴木直枝  山葵の葉敷いていろいろ供される  アロマ  沢音に醒めて光の花山葵  德田千鶴子  鶯の声のこぼれる山葵沢  中山…

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茶わん蒸し昔どこかで食べていた

 冬の霧夫の痩身何処歩む  岡本眸  摘草や橋なき土手を何処までも  篠原温亭  晩秋や家の何処かでバイオリン  小松原みや子  若人の日本語いずこ秋桜  島津紀代子  タペストリー何処かの街の景色かな  アロマ  秋の稿いずこにいても物音す  鈴木六林男 後座  緊められてどこか軋めり雪囲  工藤季良春  身のどこか軋む音して麦の秋   廣瀬町子  水音のいつもどこかで花山…

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チェロの音に心惹かれて今は初夏

 元朝の朱唇かがやく摩崖仏  穴井太 原郷樹林  枯の中ゴッホ自画像のみ朱唇  山口誓子  桜の実朱唇ゆたかに伎芸天  松本澄江  四方枯れて朱唇匂へり伎藝天  東條素香  指輪ぬいて蜂の毒吸ふ朱唇かな  杉田久女  実桑もぐ乙女の朱唇恋知らず  杉田久女  若武者の朱唇匂へる幟かも  相生垣瓜人 明治草  朱唇あわあわ 飛雪昏らみの古仏たち  伊丹公子 沿海  朱唇ぬれて葡萄…

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花の色碧空冴えて冷え冷えと

 鉄骨の碧空ふかく鋲をうつ  細谷源二  天竺に青空ありて鳥雲に  青木啓泰  土砂降りのあとの青空風の盆  谷木千世子  日暮まで椎葉青空花山葵  神尾季羊  日輪に青空敷いて山開き  坪 正己  二度塗りのごとき青天寒土用  中村明子  日もすがら碧空を恋ひ石蕗の花  飯田龍太  燃ゆる日や青天翔ける雪煙  相馬遷子  如月や青空市のひかり物  中坪達哉  武蔵野に青空き…