熱燗や徳利の模様懐かしく
熱燗や日頃無口が堰をきる 丹生をだまき 仏人の夫婦熱燗所望せり 木暮剛平 熱燗や鯛の兜煮子が作り 詫摩まつ子 熱燗や返らぬ日々の童唄 木下忠雄 熱燗美味し肴は柿の種 アロマ 熱燗や残年がもう楽しくて 守屋井蛙 熱燗や関西弁の鍋奉行 竹島勝代 熱燗や竹筒にある節ぢから 加藤峰子 熱燗や酒に料理に一家言 中原敏雄 …
熱燗や日頃無口が堰をきる 丹生をだまき 仏人の夫婦熱燗所望せり 木暮剛平 熱燗や鯛の兜煮子が作り 詫摩まつ子 熱燗や返らぬ日々の童唄 木下忠雄 熱燗美味し肴は柿の種 アロマ 熱燗や残年がもう楽しくて 守屋井蛙 熱燗や関西弁の鍋奉行 竹島勝代 熱燗や竹筒にある節ぢから 加藤峰子 熱燗や酒に料理に一家言 中原敏雄 …
【今日も暑い ややゲンナリ】 絵具にはなき色溢れ夏の海 岩永はるみ 夏の海遥かに小さき機影見ゆ 中根美保 沖泳ぐ遠い記憶夏の海 アロマ 風戦ぐ展望台や夏の海 津野桂子 若き日を語ればそこに夏の海 稲畑汀子 キラキラとガラスのしぶき夏の海 秋山知香 渋滞の列より抜けて夏の海 今橘眞理子 カタリナ島はるかに望む夏…
朝刊の文字騒がしく梅雨に入る 佐渡谷秀一 梅雨晴間ふはり入り来る風もあり 林翔 梅雨晴間日差し嬉しく窓開けて アロマ 入梅と言ひまだといふ二三日 稲畑汀子 竹藪は小綬鶏群るる梅雨晴間 城戸愛子 風船の雲に乗りゆく梅雨晴間 林敬子 若き日を語ればそこに夏の海 稲畑汀子 夏の海抱いてバス着く峠かな 今城知子 鯛の兜煮夏海のぞむ午餐かな…