駄菓子屋で 時代は昭和30年代、まだ世の中の厳しさ、不条理など知らない頃。 東京へ越す前だった。 首都圏の人口が増加の一途で、周辺の都市も発展しつつあった。 小学校はそこで迎え、遊びに忙しく、外で動き回っていた。 しかし、学校ではおとなしい生徒として、何事にも控えめで、授業中に手など挙げたこともなかった。 不思議にも、どうゆうわけか学級員などにさせられ、無能な自分にはコン…
紙を漉く小屋に夜昼木の実降る 田中藤穂 辛夷咲く紙漉くように日を重ね 富沢秀雄 乳色の水すくひては紙を漉く 田中藤穂 灯りても水揺らす音紙漉場 田中藤穂 漉き紙のハガキにて便り来る アロマ 紙漉や水の暮れゆく音のあり 村上瑪論 紙漉の窓にゆふべの雪明り 長沼三津夫 漉き紙に紅葉沈めて便りする アロマ 紙漉きの村の入口三椏咲く 布…
コロナで思い出したが幼い頃の駄菓子屋にあった。 わら半紙のような汚ない紙を束ねた短冊から一枚引く。 それを舌でペロっと舐めると当たりやスカの文字が出る。 学校帰りに駄菓子屋に寄ってクジを引くのが楽しみだった。 一枚5円ほどだったと思うが記憶は定かでは無い。 ところがこれが一向に当たらないばかりか友達も同じ。 いい加減に飽きるかと思いきや延々とクジを引き続ける。 安いのでこうなるのだろうが駄菓子…
名古屋大須の大衆酒場を巡りました 創業昭和21年名古屋のやき鳥文化を支えた「角屋」 煙に乗せて焼鳥のおいしそうな香りを漂わせ 交差点を通りがかる人々を誘惑し続ける老舗 大須通の「大須交差点」の角に有るやき鳥店 昭和のやき鳥店そのままの風情を残している 3世代を重ねて愛され続ける名古屋大須の名店です