「飴色の月」の日記一覧

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金木犀の香り纏って秋の路

 木犀やしづかに昼夜入れかはる  岡井省二 明野  木犀も過ぎて靄立つ海の村  山口誓子  木犀の香り仄かに匂い来る アロマ  木犀や月の宴の西の対  村上鬼城  歩み入る木犀の香と朝日の幅  大野林火 白幡南町 昭和三十二年  降り積る砂金の如く金木犀  アロマ  茶の水も木犀の香や寺の秋  馬場存義  見上げたる金木犀の大樹かな  山口青邨  金木犀こぼして雀雨宿り  飴…

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機上より靄めく富士を鑑賞す

   「アロマ」の句  コスモス咲いて仲秋の公園に  蒼泥む公孫樹散り敷く裏庭に  銀色の薄煌めく通学路  朝早く切り通し抜け中学に  秋刀魚焼く母の姿を思い出し  鈴虫の音色豊かに大きくて  教会の鐘風に乗り吹き下ろす  赤蜻蛉群れて午後のホバリング  飴色の月に漂う金木犀  くちなしの香りに花を探しけり  機上より靄めく富士を鑑賞す        「高橋淡路女」…

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宵闇の金木犀と月の色

 飴色の月金木犀の香を添えて アロマ  宵闇の金木犀と月の色 アロマ  日がな一日木犀の花こぼるる日  緒方 聿子   星と星のあひだ深しや木犀にほふ  篠原梵 雨   時計がみなこわれてしまつたわが家のまひるの空気に木犀にほふ  安田章生   月かさの木犀室に入る夜かな  会津八一  月の出は金木犀の色にかな  永井東門居   月光やみなぎるものに金木犀  林宅身   望…

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楽曲公開「飴色の月の夜2019」1711作詞 いつきおとさん

楽曲公開「飴色の月の夜2019」1711作詞 いつきおとさん。MusicTrackにて公開しました。この曲は2010年に公開したもののリニューアルです。今年もまた作り直しが多くなりそうです。どなたか詞をいただけると幸いです。2019年も早5日。株が大下がりとか、青山学院大学が5連覇できなかったり、早くも波乱の年を予感させますが、とりあえずお正月気分も抜けてきましたので、粛々と進んでいくことでしょ…

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琵琶の音に深まる秋をゆくりなく

    「アロマ」の句、歌  秋の夜に飴色の月見て伏せる金木犀に似た色したり  カナダの秋は沿道に白樺の黄葉打ち震えタペストリーに  葡萄狩り黒ずむ巨峰甘き味食べ放題の棚に摘みつつ  午後長けて仄かな風に紫苑立つ  薄生け空に満月吾子三歳   琵琶の音に深まる秋をゆくりなく  秋の旅山は紅葉に染められて  鳴子揺れ田圃の秋は黄金めく  秋の旅えびの高原薄の穂  家の前霧に覆…