久しぶりです💦 現在入院中でゆっくりと時間がありスマホを色々見直していたら、こういう所に入っていた事を思い出し、日記をしたためています。 とりあえず一句。 聖夜の日付入院書類 (破調風で プレゼント渡せぬままに大晦日 夏木先生に才能なしって言われそうですw
クリスマス・イヴ・・・ 家族や友人たちとクリスマス・パーティーで楽しく過ごしている人たち 素敵な聖夜にデートしている恋人たち 自分は今年も「一人ぼっちのクリスマス」 『クリぼっち』と言うそうですね(笑) でも、ま、いいか~(笑) 心が温かで豊であれば・・・ そういうことで、 こういう歌を聴いて一人静かにクリスマス・イヴを過ごしています クリスマス・ソングの中でも この O Holy N…
その夜、正人はずっとベッドに横たわりながら真っ黒な画面のスマホを眺めていた。 何度も電話をしようとは思いながら、千春の電話番号を押せずにいたのだ。 『なんて切り出したら良いんだろう?』 言いたい事や言うべき事は十分に判っている。 でも、突然電話をして『千春のお父さんの事故は千春のせいじゃない』 そう言ったところで素直に信じて貰えるとは思えなかった。 『やっぱ、唐突過ぎるよな・・・』 確率…
死神83号は静かに言った。 だが、それでも東海林司は諦めきれなかった。 「なぁ?」 田村みゆきを抱きしめながら振り向くと死神83号に言った。 「俺は又、生まれ変われるのか? なら、俺は生まれ変われなくても良い。 地獄に落ちても良い。虫けらに生まれ変わっても良い。 いや、一生浮かばれないで彷徨ったって良い。 だから、みゆきちゃんを元の両親の元に生まれ変わらせてくれないか? もちろん…
「そっか・・・こんなにちっちゃいのに。 可哀想にな・・・」 「別に・・・」 田村みゆきは街の遠くを眺めながらそっけなく答えた。 「なぁ?」 東海林司は死神83号を見ると言った。 「八ちゃん、もうひとつだけおせっかいがしたいんだけど」 「ダメですよ! これ以上規則は破れません!」 用件を察知してか死神83号はすかさず言った。 「いや、そんな難しい事じゃないんだ。 みゆきちゃんは…
「ここでしたか。東海林司さん、探しましたよ」 男が振り向くとそこには全身黒ずくめの男がにこやかに立っていた。 かなり物持ちの良い性格なんだろう。 その黒いスーツはかなりくたびれているように見えた。 「八ちゃん、フルネームで呼ぶなよ」 「決まりですから。 あなたこそ、『八ちゃん』なんて気安く呼ばないでください。 友達じゃないんですから。 もっともターゲットと親しくなる事も禁じられてます…
男は車が途切れるのを待って車道を向こう側へと小走りに駆けた。 そして、女の子の前に立つと優しく声を掛けた。 「可愛いサンタさん、いったいどうしたんだい? トナカイさんとはぐれたのかい?」 女の子は男を一瞥すると又、俯いてしまった。 困った男は女の子の隣に同じように並んでしゃがみ込んだ。 それでなくてもクリスマスイヴの夜だ。 ケーキ屋のショーケースの前に 大の大人と小さな女の子が並んでし…