今日は今年初めての句会でした。兼題は「薄氷(うすらひ)」、傍題は薄氷(うすごおり) 春の氷です。以下の季語解説は「ハンディ版 入門歳時記 角川書店」よりの転載です。 春先、寒さが戻り、うすうすと張る氷をいう。それが解け残って漂い浮かんでいるようなのは、浮氷とか、残る氷という。どれも春の氷である。ところで、薄氷を春の季題としたのは近代以後のことといわれる。江戸時代の歳時記などでは冬の部に入って…
1/25 【短歌】あけび庵 触らねば器に虚ろ薄氷の躊躇い押すや手触りの先 あけび庵 【参考】* うすらひ/薄氷/春の氷・・・ 春浅いころの薄く張った氷のこと。または、解け残った薄い氷のこともいう。冬の氷と違い、消えやすいことから、淡くはかない印象がある。 佐保河にこほりわたれるうすらびのうすき心を我が思はなくに 大原桜井真人