【短歌】あけび庵

1/25
【短歌】あけび庵 
触らねば器に虚ろ薄氷の躊躇い押すや手触りの先     あけび庵

【参考】* うすらひ/薄氷/春の氷・・・
春浅いころの薄く張った氷のこと。または、解け残った薄い氷のこともいう。冬の氷と違い、消えやすいことから、淡くはかない印象がある。

佐保河にこほりわたれるうすらびのうすき心を我が思はなくに
大原桜井真人

カテゴリ:アート・文化