夕食はラ王の袋麺 ブロッコリーと和布を加え美味 イースター近き空港混雑す 山本歩禅 いつも靡いて空港の猫じやらし 池田秀水 いと小さき島に空港遠雲雀 福田 蓼汀 いわし雲空港百の硝子照り 福永耕二 セロリなど空港へ急ぐ初荷なり 岡田貞峰 とりあへずカレーを秋の空港にて 正木ゆう子 悠 空港のフルーツアイス美味なりし アロマ 遠まなざし …
いわし雲湧くや郷愁のごときもの 昌治 稲ぶすま湖の郷愁はるかより 村山古郷 「郷愁」というヘッセの作品読む アロマ 遠ひぐらし妻の郷愁いま癒ゆる 香西照雄 対話 海の駅郷愁のみな背を見せて 佐藤鬼房 土の香がそそる郷愁土筆摘む 松岡君枝 田舎の風景郷愁をそそる アロマ 旅愁とも郷愁ともそばの花 市野沢弘子 郷愁の祭り屋台が連なりて アロマ …
夕食はおでん 秋刀魚の干物 幾度か松の花粉の縁を拭く 高浜虚子 鬼ゆりのあふれる花粉渇水日 坪内稔典 吉野よく見つ松の花粉のとぶことよ 原裕 青垣 空をゆく花粉の見ゆるエレベーター 大野朱香 花粉症でなくとも何故かむず痒い アロマ 荒天の高知菜の花粉微塵 金子兜太 佐渡見んと大虎杖の花粉浴び 宮坂静生 春の鹿 手に受けて通草の花粉濃む…