夏の朝泰山木に蝉の殻
鯖街道旅の土産にふぐの鰭 長野敏子 笹鳴や鎌倉街道切通し 矢田邦子 霧はがれゆく夏暁(なつあけ)の好摩駅 佐藤鬼房 灯がひとつずつ澄み旅の夏暁 楠本憲吉 孤客 夏暁に朝顔の露まろびつつ アロマ 夏あかつき薄眼開け嬰児のなほ眠る 伊丹三樹彦 夏の朝戸くるに親しき人通り 篠原温亭 肌ふるゝ風新しき夏の朝 佐藤 佳津 草原に風あと見ゆる夏の朝 太…
鯖街道旅の土産にふぐの鰭 長野敏子 笹鳴や鎌倉街道切通し 矢田邦子 霧はがれゆく夏暁(なつあけ)の好摩駅 佐藤鬼房 灯がひとつずつ澄み旅の夏暁 楠本憲吉 孤客 夏暁に朝顔の露まろびつつ アロマ 夏あかつき薄眼開け嬰児のなほ眠る 伊丹三樹彦 夏の朝戸くるに親しき人通り 篠原温亭 肌ふるゝ風新しき夏の朝 佐藤 佳津 草原に風あと見ゆる夏の朝 太…
七月の山陰の海美しく アロマ さみだれ萩咲き続け七月尽 細見綾子 ちちははの忌をみどり濃き七月に 岡本眸 七月のベランダ風は七色に アロマ ねむの花ちる七月の仏かな 飯田蛇笏 山廬集 わが土鳩鳴く七月の火星かな 飯島晴子 チョソン七月海のあおさの碧螺鈿 古沢太穂 捲かるる鴎 ドイツ唐檜七月は男盛りかな 山田みづえ 草譜 七月のきはちす家鴨出て近江…
★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 物真似575夏zrs24 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★ ★ 物真似575夏zrs2405 ――♪♪♪♪―――――――――――――♪♪♪♪―― 河童忌も気にならぬまゝ草毟る ――♪♪♪♪―――――――――――――♪♪♪♪―― 01 選ばれぬまゝに極暑を見送らん 02 餓鬼のまゝ遊行期に入る河童の忌 03 遁走の棲み家とな…
松蝉の殻を見つけつ水分へ 飴山實 花浴び 石の上の熊蝉の殻消えゐたる 加藤秋邨 蝉の殻見るにも女科つくる 右城暮石 天水 蝉の殻拾ふも捨つもふたつ指 佐藤鬼房 蝉殻に蝉の行方を問ひたしや 林翔 蝉殻を時にくしやつとつかみけり 岡井省二 前後 蝉殻を手に載せ遥か夏想う アロマ 蝉殻を朝見つけたる朴葉裏 細見綾子 蝉声に乗じて蝉の殻拾ふ 鷹羽狩行 …