馥郁と香る白い沈丁花
あかつきの丁字は白き花なりし 佐野青陽人 ある日ふと沈丁の香の庭となる 今井つる女 沈丁の香は薬の匂い庭先に アロマ 夜帰り来て吾が家や沈丁花 細見綾子 朝降りて昼とけし雪沈丁花 細見綾子 沈丁の小枝小枝の花簪 山口青邨 沈丁の香や一邸のものならず 山口誓子 沈丁やいとかすかなる北極星 福田蓼汀 沈丁花にほへり美しき夢のあと 伊丹三…
あかつきの丁字は白き花なりし 佐野青陽人 ある日ふと沈丁の香の庭となる 今井つる女 沈丁の香は薬の匂い庭先に アロマ 夜帰り来て吾が家や沈丁花 細見綾子 朝降りて昼とけし雪沈丁花 細見綾子 沈丁の小枝小枝の花簪 山口青邨 沈丁の香や一邸のものならず 山口誓子 沈丁やいとかすかなる北極星 福田蓼汀 沈丁花にほへり美しき夢のあと 伊丹三…
今日は2月定例句会でした。今月の兼題は「苗木市・植木市」です。以下は入門歳時記の解説です。 (季節:春) 春の彼岸のころは、苗木植うすなわち、果樹・庭木を移植する好適な時期である。このころ、社寺の境内・縁日・夜店などに苗木市が立つ。最近は、槙・松の大木から、鉢植え・盆栽まで並んで植木市と呼ぶにふさわしい。町筋には葭簀が張られ、花をつけた木々、緑樹が並び、裸電球の灯に客の表情にも春らしい気分が漂…
YouTube 「 Itsuwa Mayumi 五輪真弓 恋人よ 」 「 池上線 西島三重子 1996 」 冬深く萎えし花々幾日ぞ 室生犀星 犀星発句集 冬深しいちじくの根に灰撒いて 鈴木しげを 冬深しからだ全部で振り向きぬ 須川洋子 出で行くはむしろ不安の真冬の道 石田波郷 冬深き井戸のけむりよ朝まだき 室生犀星(1889-1…
タラの芽の天麩羅パックスーパーで アロマ 目覚めけり芽吹くけはひのひしひしと 林原耒井 蜩 七色の芽吹きに風の一刷毛を アロマ 一斉に芽吹く山路へ踏み入りぬ 稲畑汀子 受難楽昴るや夜も芽ぶきつつ 能村登四郎 矢窓より覗けば芽吹く姫路かな 長谷川かな女 雨 月 禅天魔叫ぶ像あり木々芽吹く 花輪芳子 ドロップ七色薄荷が好き木の芽碧 アロマ 紫香楽や芽吹く…