第2068話 苗木市・植木市

今日は2月定例句会でした。今月の兼題は「苗木市・植木市」です。以下は入門歳時記の解説です。

(季節:春) 春の彼岸のころは、苗木植うすなわち、果樹・庭木を移植する好適な時期である。このころ、社寺の境内・縁日・夜店などに苗木市が立つ。最近は、槙・松の大木から、鉢植え・盆栽まで並んで植木市と呼ぶにふさわしい。町筋には葭簀が張られ、花をつけた木々、緑樹が並び、裸電球の灯に客の表情にも春らしい気分が漂う。野菜・草花の苗が小さな苗札をつけて、苗売が美しい掛け声で売り歩くことは少なくなったが、それに代わる風物詩として親しまれている。秋分のころにも植木市が立つことが