「檀一雄」の日記一覧

会員以外にも公開

亡き君の 面影ひろう日々、一歌55/365

亡き君の 面影ひろう 島影を 照らす春陽に 寂しくひとり 檀一雄は、失う前のリツ子と一年を暮らした、糸島郡西浦村小田・波左間スエ方の2階を眺めながら、晩年、対岸の能古島西斜面に建てた家で暮らした、、、 モガリ笛 幾夜もがらせ 花二逢はん   つくづくと 櫨の葉朱く 染みゆけど 下照る妹の 有りと云はなく  一雄 大嘗祭祭儀の始源、阿曇神話・海幸山幸神話と龍神 https://frc…

会員以外にも公開

そんな話、初めて聞いた。

過日。 久しぶりに町の本屋に出かける(コロナも明けたことだし) あれこれ漁っていたら、小学館のペーパーバックのシリーズを見つけた。 カバーもついておらず、コンビニマンガに近い作りだ。 どうやら絶版になった名作を簡易な製本で安く売る、という企画らしい。一冊500円、文庫より安い。 いくつか手に取ってみる。 若いころに読んだ作家が多い。 紙質は良くないが、活字が大きくて読みやすそう。最近文庫本…

会員以外にも公開

★ いつの間にか5月。。時を戻そう!(笑)

まだまだ、緊急事態宣言は解けそうもありませんね。。 先日、○○歳の誕生日を迎えました。。 毎年、季節はめぐり、確実に年を重ねていますが 精神年齢は、なかなか追いつけないでいます。。(苦笑) 都内でお祝いする予定でしたが、電車のお出かけはかなわず。。。 ひとり何をして過ごそうか? 車の運転は気が進まず、 考えた挙句、娘が幼い頃(20数年前) 車でよく出かけていた2か所の公園を思い出し 一応、自…

会員以外にも公開

「小説 太宰治」(檀一雄著)を読む

「小説 太宰治」 檀一雄著 岩波現代文庫 2000年2月16日発行 ー太宰の死は、彼の文芸が、終局において彼を招くものであった。太宰の完遂しなければならない文芸が、太宰の身を食うたのである。  彼の虚構された人生は、死を選ばねば完成されぬ。彼の文芸は、彼の自殺をまたねば成就を見ない。太宰は早くから、このような執拗な妄想にのみ生きていた。「爾の為す事を速やかに為せ」と彼が聖書に関心を寄せていたのは…