「竹の春」の日記一覧

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薩摩よみうり俳句

さつま読売文芸 俳句 10月12日(火) 祝福の秋雨光る結びの日       鹿児島 白坂 大智 (評)季語は「秋雨」。この句の主題を解くのに「祝福」と 「結びの日」に着目した。殊に「結びの日」は、「結びの神(縁結びの神)」という熟語から、「結婚日」を意味すると見た。静かな言い回しだが、喜びあふれた祝婚歌。初投句ながら、その若さと才知と将来性に期待がかかる。 賑はひの日々は遙かに添水(そうず)…

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『日々の俳句』竹の春 三句

✦ かぐや姫遊んでいさう竹の春    蘭音 ✦ 竹の春鞍馬はあをき風の色 ✦ 妻は喜寿若し若しと竹の春 季語「竹の春」について。 竹は春には地下茎から筍(たけのこ)を伸ばすことから筍に養分をとられて親竹はその勢いを弱めては葉は黄ばみ、落葉することから春という季節は竹の秋と呼ばれます。そして木々が葉を落とし始める秋になると春に筍だった 若竹もりっぱな竹となり、親竹は夏に蓄えた養分で葉を青々…