「パソコン水彩画」の日記一覧

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干物の定番・・・第133作イボダイ

関東では「えぼだい」と呼び、私もそう思っていましたが、正式はイボダイだそうです。 新江ノ島水族館で実物を見たときアレッと思いました。 確かイボダイと表示されていたと思います。 大きくても20㎝くらい。 開きにされることが多く、魚屋でも「えぼだい開き」と表示されています。 焙ると淡白で美味しいのですが、お魚博士によると新鮮なものは塩焼きも旨いそうです。 ずんぐりと可愛い感じが出ているでしょうか…

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かまぼこ材料・・・第132作 グチ

高級かまぼこの材料として珍重されますが、塩焼きも旨い魚です。関東ではイシモチの呼び名の方がポピュラーかも知れません。40㎝前後になります。 学術上はシログチが標準和名だそうです。 釣りあげるとグーグーと鳴くので、この名がついたとか。 今回は背景を入れながら、マッチングを見ました。少しカッコ良過ぎるかも。 この絵は背景がある方が良いようです。 例によってフォトにアップしてあります。 https:…

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海の金魚・・・第131作ネンブツダイ

カラフルで海の金魚と呼ばれます。 大きくても12-3㎝の小魚で、東京以南の海ならどこでも見られます。 群れをつくっていて、にぎやかです。 漁港や浅い岩礁地帯にいて、磯釣りの外道として嫌われます。 美味しいそうですが、あまり食用にはしません。 雄は口の中で卵を孵化するまで育てます。 ちょっとカッコよく描き過ぎたかもしれません。 実物はもっと泥臭い魚です。 伊豆急下田駅の水槽で出迎えてくれました。…

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白身の王様・・・第130作ひらめ

牝の方が大きくなり1mにも達します。 小さい内は体の両側に目があるのですが、成長するにつけ(15~20㎝)右目が左に移行して、海底生活となります。 肉食魚で意外と敏捷、近づいた小魚やエビ、カニ、タコなど何でも食べます。 どう料理しても美味しい魚ですが、新鮮なものはやはりお刺身が最高。 種類の多い右向きのカレイに比べ、ひらめはあまり種類は多くありません。第87作ではマコガレイを描きました。 この…

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見栄えがする・・・第129作アジアコショウダイ

大きいもので60㎝位。 水族館の水槽では見栄えがします。そのせいか第41作でも、仲間のコショウダイを描いています。 体色は個体差があり、斑紋は若魚の内は大きく鮮明ですが、老成するとぼやけてきます。 この絵は完成後も何か気に入らず、あーでもない、こーでもないと何度も手直ししました。 女房殿に言わせると、修正後はくどくなったとか。結局自分の感性を信じるしかないか。 食用にもするそうですが、寄生虫…

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あーでもない、こーでもない

パソコン水彩画「マウスで生まれた魚たち」第129作「アジアコショウダイ」は目下進行中ですが、どうもイマイチ締まらない。 芸術家の感性?が「これじゃダメ」と言ってる。 あーでもない、こーでもないと、いろいろやってみるが、ピリッと来ない。 マイフレの木彫りの翁さんは”筆をおく勇気”と仰るが、やっぱり欲が出る。 たどり着いたのがこの修正。 少しは見られますか。近日発表予定。 実物写真はネットから借用…

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貫禄・・・第128作タマカイ

ハタ/クエの仲間では最大級で、大きいものは2mを越えます。 沖縄那覇国際空港の大水槽で迎えてくれるのは1.5m位、でも貫録十分。 イカツい顔なのにとぼけていて憎めない、そんな味が出てるでしょうか。 各ヒレの模様は、オスメスとも成魚になると消えて、単色になります。 新鮮なものは数日寝かせて刺身にもしますが、特に鍋物にすると、極めて美味だそうです。 この絵は背景のある方が冴えます。 フォトにアップ…

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少し地味・・・第127作カマス

塩焼きが定番のカマスですが、酢締めもイケます。ごく新鮮なものは、お刺身も最高です。 近所の居酒屋で出してくれました。 本州以南の日本中で獲れますが、あまりもてはやされません。 大きいもので40㎝位。 おっとりした顔に似ず肉食で、鋭い歯を持ってます。 水族館にもなかなかいなく、水中写真も少なく、想像を加えて描きました。 全部のヒレを同時に開くのは、何か驚いたときだけでしょうが。 種類の多いカマ…

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これぞ江戸前・・・第126作 まあなご

種類のある”あなご”の中で、江戸前つまり東京湾産(本あなごとも呼ぶそうです)が最高です。 最近は台湾産の、安いイラコアナゴという”あなごもどき”も出回っているとか。 関東では煮あなご、関西では焼きあなごがポピュラーで、厳島神社近辺の煮あなごは”こちらが日本一”と言ってます。 いずれにせよ、あなごは高価でアリマス。 水族館にいなく、生きた海中写真が少なく、描くのに苦労しました。 ハモの獰猛な顔…

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派手!でも繊細・・・第125作トゲカナガシラ

マンガチックですが、妙に絵心をそそられる奴です。 カナガシラはホウボウの仲間ですが、一回り小さく、極めて美味だそうです。 頭でっかちで歩留まりが悪く、高級料亭向きだとか。 手間のかかった繊細な描写を、お楽しみ頂けるでしょうか。 広げた胸鰭は、飛行機の主翼みたい。そこに複雑な模様が展開します。両翼の濃紺の斑点がトゲカナガシラの特徴です。 前背びれの先端の骨はまさしくトゲ! 毒は無いが、刺されると…

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ちょー派手・・・第124作シチセンベラ

大きいもので40㎝位になります。 雑食性ですが、鋭い青い歯で甲殻類や貝なども食べます。 観賞魚として人気がありますが、沖縄では食用にもするようです。あまり美味しくは無いとか。 派手な色柄は、描くとそれらしくは見えます。 わりと描き易かったのですが、憎らしい顔というのは難しい。 自分の絵風にはしたつもりですが…。 実物写真はネットから借用、スケッチと背景なしの完成品です。 背景付の完成品はフォト…

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少しコミカルに・・・第123作ユメカサゴ

ノドグロに勝る美味で、漁獲量が少なく高価。 高級料亭に直行で、魚屋の店頭で見ることはまずありません。 南の海の岩礁地帯の深場にいて、大きくても40㎝位。カサゴ類はミノカサゴを除き、大抵海底でジッとしています。 誇張と省略を加えて、自分の絵風にしました。 例えば尾びれの骨の先端は、二股に分かれていますが、これは省略。 この絵は背景のある方が良いようです。 背景付はフォトにアップしてあります。 h…

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ヘソマガリ水彩画

パソコン水彩画を始めて、もう10年になる。 1ヵ月に1作くらいのゆっくりしたペースで、もう123作になった。 新作が出来ると、日記で発表している。 作品は徹底してお魚ばかり、それも海水魚。 第50作と第100作を記念して、ヌードを描いたが不評だった。 パソコンで絵を描く人は結構いるが、お魚ばかりというヘソマガリは、多分世界中で私だけだろう。 なぜお魚ばかり? 海やフネやお魚が大好きな私は、水…

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エッセイ「モンツキハギ」

コロナ騒ぎで今月の文章教室は、オンライン教室となりました。 今月のPC水彩画モンツキハギを題材に、エッセイにするとこうなります。 発表前にブログアップするのは仁義に反しますが、商売ではないのでマァいいでしょう。   ***「モンツキハギ」*** CZ-0353  沖縄の那覇国際空港に着くと、大きな熱帯魚水槽が迎えてくれる。カラフルな大小の魚たちが南国を感じさせる。  その中央で、側面にオレ…

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やんちゃ坊主・・・第122作モンツキハギ

沖縄那覇国際空港の熱帯魚水槽で、親分顔してエバっています。 やんちゃ坊主みたい。 35㎝位で昼と夜とでは、体の色が変わります。 幼魚は黄色一色で、全く親に似ていません。 観賞魚として人気がありますが、沖縄では食用にもするようです。 大して美味しくないとか。 派手な色柄のお魚は描きやすく、それらしく見えます。 今回は割合順調に仕上がりました。 ハギの仲間はカラフルなものが多く、私は初期のころミヤ…

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背景なし・・・第121作マダラトビエイ

派手な色柄と愛嬌のある顔で、人懐っこくどこの水族館にもいます。 学芸員が潜ると、寄ってくるそうです。 エイの仲間にしては海中を活発に泳ぎ回るのが、名前の由来でしょうか。 独特の臭みがあって、食用には向きません。 オリジナルデザインで、スケッチはいろいろ試しました。 途中のプロセスにミスがあって、背景が巧く入りません。 やり直しの出来るのがPC画の良いところですが、彩色-1まで戻ると大仕事になる…

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お魚も10年・・・第120作ヨスジフエダイ

お魚の絵を描き始めて10年、毎月1作のゆっくりしたペースで120作になります。 第50作と第100作は記念にヌードを描きましたが、人物画は難しい。 見栄えがするのと飼いやすいので、どこの水族館にもいます。 35㎝位で暖かい海の岩礁地帯で群れをつくり、人懐こいのでダイバーの人気者。 関東ではあまり見かけませんが、鹿児島や沖縄では、ごく普通のお惣菜魚で美味です。 写真のマネをせず、オレの絵風にし…

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美味です・・・第119作ウメイロ

大きいもので40㎝位になります。 伊豆半島以南の暖かい岩礁地帯にいます。 名前は知っていましたが、食べたのは初めて。 伊豆下田の寿司屋は、珍しい地魚を出してくれました。 上品な白身で、真鯛よりやや濃厚。 漁獲量は少なく、普通の魚屋ではまず見かけません。 板前さんによれば、ウメイロを知ってる人は、かなりのお魚ツウでしょう、ですってー。 よく似たウメイロモドキなんてのもいます。 一回り小さく、あま…

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人気海水魚・・・第118作ハタタテダイ

大きいものでは30㎝位になります。 海水魚の観賞用では、丈夫で飼育し易く人気があります。 よく似た形のツノダシは気難しく、妖艶な美女の感じですが、これは可憐な感じです。 今回は自分の絵風にこだわり、適当にウソも描いています。 大抵の水族館にいて、伊豆下田の海中水族館で会いました。 個体によってかなり色柄は変わりますが、写真っぽくならない様に、大胆に描いたつもりです。 ツノダシは第98作で描きま…

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ファニーフエィス・・・第117作ネコざめ

何とも愛嬌のある顔です。 角ばった頭と分厚い唇、奥には強力な歯があって”サザエわり”の異名があります。 1.5m位のおとなしいサメで、人を襲うことはありません。背びれの前縁には鋭いトゲがあって、毒はありませんが、刺されるとモーレツに痛いそうです。 大抵の水族館にいて、あまり泳ぎ回らず岩陰でジッとしています。 確かにネコに似ていなくもありません。 サメは絵になるので、これで4例目です。 第 27…