「エッセイ集」の日記一覧

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そして秋が来ました

このままずっとこの猛暑が続くのかとさえ思えた今年の夏。でも、秋は約束通りやって来ました。 突然の涼しさに、掛物が間に合わなかったと友人は言います。 私は今夏もその暑さにかまけて、何もしない怠惰な日々を過ごしてしまいました。でも、夏の日本一周のクルーズは、楽しみにしていただけに、夫の体調が回復しなかったことで、キャンセルとなったのは、残念でした。 ただ、これもまた私に与えられた運命か…

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今村翔吾 の エッセイ集「湖上の空」

1984年生まれの若い直木賞作家の随筆集。 生まれ育った家庭環境、時代小説に熱中する少年時代、ダンスインストラクターとなる経緯、30歳で小説家を目指すことを決断したことなどが赤裸々に語られている。 特に父親がやっていたダンスを通じて問題児を更生させる仕事、両親の離婚と父親の再婚、父親との確執など、文章にしづらいことをも吹っ切れたかのように表現している。 京都府生まれながら、滋賀県に…

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22、「焼きそばうえだ」(さくらももこ著)は面白い

「焼きそばうえだ」 さくらももこ著 小学館 2006年5月20日発行 ー我々が「利益の事は全く考えていません。これは、バリでヤキソバ屋を開店させるという、大仕掛けなんです」と答えると、ローランさんは大いに気に入り、「本当に面白い。そんなことをするためにわざわざバリまでこうして来ていること自体、可笑しくてたまらない」と言って笑った。  そうだ、我々はオープンの時に立ち合わなければならない。ローラン…

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私のKAENJU の本 と 歌謡曲 ♪雲に話しかけて

現代は全てがカネで動くと言われるけど、やり方によっては、タダ同然で市販の物が出来ます。 私のやった経験をお話ししましょう。 数年前から悪病にかかり、余命も分からない日々を過ごしてきました。気分の良い日には生きてる限り、有意義に過ごそうと考え、闘病生活をつずって時間を有効に活用しました。 そのうちに書いたエッセイが溜まり、未だ体調もそこそこですが、これを出版しようと考えました。 以前、自作…

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さくらももこ著「たいのおかしら」「さくら日和」を読む

「たいのおかしら」 さくらももこ著 集英社 1993年7月20日発行 ー20代はひとりで歩いてゆく年代になる予感がしていたが、今日の今の気持ちをどんな時も覚えていようと思った。  その翌年上京し、私は本当にひとりで歩いてゆくことになった。不安や悲しみも全部ひとりで背負って進んでゆかなくてはならなくなったが、それは自分自身で決めた事だったし、進んでゆくその先がどうなってゆくのか味わえるのも自分自身…

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● エッセイ集に魅せられて

 エッセイ集を読むのが好きで、今読んでいる「ベストエッセイ2017」もなかなかいい。「へー」とか「凄いなー」とか感心したり、良く出来た話も多く「ウソー」とか「作ってない?」とか呟きながら読んでいる。  中でも次の文章がとても良かったので、短い文章ですので紹介しますね。            「S先生のクラス」 「あのね、名前のない草は、ないって。雑草って言葉はないんだよ」  小学2年から…

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