「落陽」の日記一覧

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落  陽

吉田卓郎の歌、、卓郎ファンは多い 僕はファンではないが、彼の歌う歌は好きなものも多い、、初期には「よしだたくろう」とひらがなであった 僕が20代の初めに彼を知った時は、すでに「地を這って生きていた」時期で、彼の歌う歌が妙に気になった 何が気になったか?、、それは着ている服であった、、芸能界の人は一応おしゃれをしてステージに上がるが、彼は「素」のままで、、自分をさらけ出していたのが気になった…

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10万本の献木

 朝井まかての「落陽」を読了した。著者は直木賞作家であり、時代小説をテリトリーとしている。本書は、明治神宮造営をモチーフとし、明治という時代と、その時代を生きた日本人の精神を問う歴史小説である。  本書の物語は、明治45年に始まる。本書の主人公の瀬尾亮一は、旧制五高から東京帝大へ進むが、近代文学に傾倒して中退した若きインテリである。帝大中退後は、一流新聞社の万朝報に入社したが、女性問題によりそこ…