さんが書いた連載観て読んだの日記一覧

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現代アートな映画~「ジャネット :ジャンヌ・ダルクの子供時代」をみてぶっとんだ

ジャネット:ジャンヌ・ダルクの子供時代 Jeannette, l'enfance de Jeanne d'Arc Jeannete, the Childhood of Joan of Arc 2017年 フランス 115分 監督 ブルーノ・デュモン 音楽 Igorrr 日本公開2021年 Amazon Prime Video でたまたま観ました。 いやああああああ・・ものすごい映画でした。…

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Amazon Prime Videoの最新作「フォールアウト」一気見

Amazon Prime Videoで4月11日に配信されたばかりの 「フォールアウト Fallout」 シーズン1の8話を3日間かかって全部観てしまいました。 こういうのって最初のエピソードが気に入るとついつい引き込まれて最後まで観てしまいます。 1950年代の豊かなアメリカが一瞬にして核戦争でディストピアになるというオッペンハイマー的なよくある話ですが、今までのものとかなり毛色がちがいま…

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「女と男のいる舗道」~ナナと朝子さん~髪は短いのですが すぐまたのびてきます

AmazonプライムビデオのシネフィルWOWOWプラスで 「女と男のいる舗道」4Kレストア版 監督 ジャン=リュック・ゴダール 出演 アンナ・カリーナ 音楽 ミシェル・ルグラン (1962年フランス/1963年日本公開) https://w.wiki/8pyf というのを観ました。 私は’80年代にレンタルビデオで観ました。 内容はすべて忘れましたが、ナナ(アンナ・カリ…

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Amazonプライムビデオで 「時の支配者」を観た

Amazonプライムビデオで今、 「対象チャンネル 最初の2か月間 月額50円 1/8まで」 というのをやっています(不定期?) 私はこういうときだけ2か月間登録して観ています😛 このキャンペーンは1月8日までやってます。興味ある方はどうぞ。 私は、 ・シネフィルWOWOW プラス ・スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS- ・東映オンデマンド …

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石坂洋次郎の傑作短編小説「最後の女」

前回(8/18)の続きです。 https://smcb.jp/diaries/9114392 もし、「シェーン!カムバック!」 とジョーイ少年に呼ばれて、シェーンが山の彼方ではなく開拓者スターレット家へ戻ってきてしまったらどうなる? 二人の父と二人の夫がいる家庭ってあり? 私が最近推している作家の石坂洋次郎は1956年(S.31)に「最後の女」という作品でひとつの答えを出していま…

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「シェーン」~放送大学 231オーディトリアム~米仏映画黄金期への招待~

BS231,232チャンネルの放送大学をときどき録画して観ています。 「231オーディトリアム~米仏映画黄金期への招待~「シェーン」」 https://bangumi.ouj.ac.jp/v4/bslife/detail/01H02001.html というのを観ました。 映画全編の前後に宮本陽一郎教授のわかりやすい講義があります。 流れ者のガンマン、シェーンが開拓者家族…

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ゴッドファーザーとニーベルングの指輪

NHK-BSPのプレミアムシアター(PM1~)で映画「ゴッドファーザー」3部作を放映しているので観ています。 クラシック音楽評論家の片山杜秀先生によれば、 これは 「世界を支配しようとする一族の呪われた歴史を描く叙事物語」* だそうで・・・これってまさにワグナー的世界そのものですと。 ワグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」との類似性があるそうです。 「指輪」は四夜かけて15時…

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石坂洋次郎再評価~現代を理解するために

石坂洋次郎(1900~1986)といえば、 「青い山脈」「陽のあたる坂道」「あいつと私」「若い人」などの作者で、 単行本50,文庫本100、映画化80本、とすごい数です。 https://w.wiki/3T$f (Wikipediaの短縮URL) でも文壇では通俗作家と言われ本人も特に否定しなかったので、それを良いことに誰もまともに評価してきませんでした。映画界でもプログラムピ…

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大島渚監督の映画「日本の夜と霧」(1960年)

Amazonプライムビデオのプラス松竹チャンネルで映画「日本の夜と霧」を観ました。 大島渚監督「日本の夜と霧」 松竹1960年公開 渡辺文雄、桑野みゆき、小山明子、津川雅彦、佐藤慶、戸浦六宏、芥川比呂志 松竹 https://www.shochiku.co.jp/cinema/database/03366/ Wikipedia https://w.wiki/6zLD 私…

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映画「レディ・マクベス」~(ミソロジーとミソジニー)

Amazonプライムビデオで映画「レディ・マクベス」を観ました。 Lady Macbeth イギリス映画 2016年 1時間29分 監督 ウィリアム・オルドロイド 主演 フローレンス・ピュー 「マクベス」といえば、 ウィリアム・シェイクスピアの有名な戯曲(1606年頃)です。 (黒澤明も「蜘蛛巣城」(1957)に翻案したりしています) さらに、「ムツェンスク郡のマ…

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またまた映画「アラビアのロレンス」とアカバのロケ地

大阪ステーションシネマ「午前十時の映画祭13」で「アラビアのロレンス(Lawrence of Arabia)1962」をまた観てしまいました。 劇場で観るのは4回目。テレビは不明。 1. 1963年 地元の封切館(シネスコ) 2. 1965年ころ 地元の2番館(シネスコ) 3. 1973年ころ リバイバル、テアトル東京(シネラマ) 4. 今回 大阪ステーションシネマ シアター8(4…

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アンニュイ女優の一瞬の笑顔~モニカ・ヴィッティの映画「情事」から

Amazonプライムビデオでミケランジェロ・アントニオーニ監督モニカ・ヴィッティ主演のイタリア映画「情事」 (1960)を観ました。 https://w.wiki/6phb 私は1980年代にリバイバル上映されたとき劇場で観ていました。 原題「L'avventura」はいろいろな意味があるようで。 冒険,偶然,危険,情事, 恋愛事件, アバンチュール (「生ずるであろうこと」が…

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アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドのギャング映画

Amazonプライムビデオで昔の映画を観ています。 「ビッグ・ガン」 (Tony Arzenta, Big guns 1973 伊・仏) 監督 ドゥッチョ・テッサリ アラン・ドロン/リチャード・コンテ/カルラ・グラヴィーナ 殺し屋トニー(アラン・ドロン)は自分と間違って殺された妻と子の復讐のため、組織の主要人物をつぎつぎに殺してゆきます。 その過程でトニーに情報を与えたサンドラ…

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イルーラン姫の生涯~デューン砂の惑星

Wikipedia デューン (小説) http://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=192433 フランク・ハーバートの小説「砂の惑星」 に登場するイルーラン姫についてです。 主役ではありませんが、シリーズを横断して登場し、色んな人とからんできます。救世主ムアディブ伝記の執筆者でもあります。 かなり興味深い人物なので、ChatGPTと会話しながらまと…

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小説「カルメン」と映画「裏切りの荒野」

ビゼー「カルメン」のレコードやCDを聴きながら、原作の小説 「カルメン」 を文庫本で読んでいます。 作者はフランスのプロスペル・メリメ(1803-1870)という人で、 https://w.wiki/6NCC 活躍したのはナポレオン3世の時代、日本では幕末時代でしょうか。 原作小説とオペラを比べるとすこし違います。 登場人物ですが、カルメンとドン・ホセはいいとして、 ・カ…

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シェルタリング・スカイとアメリカの小説

私が読んだアメリカの小説で、今ふと思い出せるものを書いてみると、 古くは メルヴィル・・白鯨 ヘンリー・ジェイムズ・・ねじの回転 新しいところでは フィッツジェラルド・・華麗なるギャツビー スタインベック・・エデンの東/怒りの葡萄 ヘミングウェイ・・老人と海/武器よさらば まではいいんですが現代作家の、 ウィリアム・バロウズ・・裸のランチ ポール・ボウルス・・シェルタ…

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”シェーン!カムバック!”はどう翻訳する?

Amazonプライム・ビデオで映画サーフィンしています。 ちょっと疲れたので眼を休めるということで、 お上品な名作、アラン・ラッド主演の傑作西部劇「シェーン」(1953)があったので観ました。 この映画は久しぶりです。 あの有名なラストシーンの「シェーン!カムバック!」のところですけれど、これどうやって日本語に訳すのか興味を持って観ていたら・・・ なんと字幕は英語そのままの「シェー…

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映画「追跡」~ニューロティック(神経症的)な西部劇〜「ここから愛が生まれるなら俺たちは生きられる」

NHK-BSP(9/30放映)で観ました。 「追跡」(PURSUED 1947年) 監督:ラオール・ウォルシュ 撮影:ジェームズ・ウォン・ハウ 音楽:マックス・スタイナー テレサ・ライト/ロバート・ミッチャム Wikipedia 日本語版がないので英語版の機械翻訳 https://en-m-wikipedia-org.translate.goog/wiki/Pursued?_x…

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「燃ゆる女の肖像」と「ベニスに死す」の類似点と相違点

先日の日記(9/14) 『「燃ゆる女の肖像」(2019)という映画を観た』でヴィスコンティ監督の「ベニスに死す」(1971)が唐突に出てきました。 https://smcb.jp/diaries/8877596 なぜそんな発想が沸いたのか、そのあたり夜も寝ないで(嘘)考えました。 題して『「燃ゆる女の肖像」と「ベニスに死す」の類似点と相違点』です 類似点から、 --島へ--…