さんが書いた連載百人一首の日記一覧

会員以外にも公開

第6回 小野小町、花の色は~

前回までは、奈良時代。 今回から、平安時代に入っていきます。 そもそも、時代の古い順に並んでいるという事自体、最近まで知らなかったんですけどね。 花の色は うつりにけりな いたずらに わが身夜に降る ながめせしまに ■■小野小町■■ この人和歌で優れているベスト6というのを、紀貫之が選んでいて、六歌仙 同様の趣旨で、が選んだのが三十六歌仙 どちらにも選ばれているのは2人しかいなくてその一人が…

会員以外にも公開

第5回 安倍仲麻呂、天の原~

今回の百人一首は、安倍仲麻呂(あべのなかまろ)です 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも 広々として、はてしなき大空をふり仰いで見ると 月が美しくのぼっている。 ああ、あの月は、私が故郷で見た、 春日の三笠の山に出た月と同じものなのだなあ。 ■■解説■■ 安倍仲麻呂は遣唐使で中国に渡りました。 遣唐使のメンバーに選ばれた訳ですから、かなりのエリートです。 最澄や空海も…

会員以外にも公開

第4回 柿本人麻呂、あしひきの〜

百人一首、今回は、柿本人麻呂。 あしひきの、山鳥の尾のしだり尾の ながながしよを、ひとりかも寝む 山鳥は独り寝をするというが、 その山鳥の尾が長く垂れているように いつまでも明けようとしない秋の夜長を 私も結局は、独り寝をするはめになってしまうのかなあ ■■解説■■ 秋の夜長を独り寝か、というそれだけのことを ここまで見事に、格調高く、表現できるのは柿本人麻呂なればこそ。 のののでつなげて…

会員以外にも公開

第3回 持統天皇、春過ぎて〜

百人一首の第二首、第一首の天智天皇の娘、持統天皇です。 持統天皇は、恐らくですが、歴代天皇の中で、天皇として一番意味のあることをした人。 さあ、その辺の話をし出すと、百人一首に戻って来れなくなるので 先に百人一首に行っちゃいましょう。 第一首の天智天皇、秋の田の〜は、実際には天智天皇の作ではないという話はしましたが この第二首は、万葉集にも存在し、本人の歌だと思われます。 ■■春過ぎて■■…

会員以外にも公開

第2回 天智天皇、秋の田の〜

秋の田のかりほの庵(いほ)の苫(とま)をあらみ わが衣手(ころもで)は露にぬれつつ おそらく一番良く知られている歌 何故なら第一首、一番目の歌だから。 ようし、百人一首覚えるぞ、となるとこの歌から覚え始め 途中で諦めちゃったりする。 いやあ、知らなかった。 この歌が、まさかあの、天智天皇の作だとは。 ■■天智天皇■■ 天皇の中でも5本の指には入るでしょう。 まあとにかくすごい人 何せ中…

会員以外にも公開

第1回 百人一首で、大バトル

百人一首の解説の文庫を買いました。 灘高の有名な国語の先生の解説本です 何で買ったかなんですが、 短歌に興味が有ったというより、 最近急に歴史づいちゃってるので 興味ある人が、えええっ、あの歌、この人のんやったんやという驚き。 一回は全部覚えたので、意味や詠んだ人は知らないけど 聞いたことは絶対にある 次回から、百人一首のうち、 人に興味がある歌を中心に紹介していきます。 ■■その前に■…