千里の行（こう）は足下（そっか）に始まる　　出典　「老子」 　安定しているものは持ちこたえ易く 　事のまだ兆さぬうちは手が打ちやすい 　事の生じないうちに上手く処置し乱れないうちに 　治めておくことが肝心 　一抱えもある大木でもごく小さな芽から大きくなり 　九層の高楼もわずかな土の積み重ねから着手し 　千里の道のりも足元の一歩から始まる 　「千里の道も一歩から」 私的に解釈をすれば…

　 　　出る杭は打たれる 　並べた杭が一本だけ高ければ 　　　周りの杭と高さをそろえるために打たれることが語源 　　つまり　出た杭は打たれる 　　昔田んぼの稲を刈り取った後　 　　稲架掛けを周りの高さにそろえるために杭を打つ 　　そこから生まれる農民たちのバランス感覚？ 　　今　世の中はバッシングの渦の中にある 　ひとつのミスが宇宙をめぐりながら巨大な渦となる 　コロナ禍という閉塞のなか…