アメリカの経済はどうなるのだろうか？

アメリカ経済は長い目で見るとバブルとその崩壊、撒き直し（広大な国土と人的資源を期待して）を繰り返してきましたが（大森実などによる）、今回の危機を乗り切るには国民が生活水準を大幅に切り下げ、なおかつ人口再生産に成功する（つまり次世代以降をGDP維持、増加に貢献する人材に育てる）ことができるかにかかっていると思います。
日本、さいきんでは中国がアメリカ国債を買いつづけてドルを下支えしてきたのは、その軍事力への敬意によることは勿論ですが、その根底には軍事力をもちいる指導者の資質への信頼があるからです。
「日本と比べると、高校生までは日本が賢くても大学卒業生の質は歴然とアメリカが上」といわれるように、アメリカの強さは１には農業国っとしての強さ、２にはリベラルアートといわれる一般教養大学の質の高さにあります。生み出した人材が合衆国にとどまると限らなくても、国際的に通用する人材を生み出す限りアメリカの存在意義はあるといえるでしょう。
さて。日本で大学生の質の低下（中国では１０年に５倍になり、日本の８倍の８倍の卒業生）にたいしてアメリカの大学には中国の指導者の子女の多くが留学するというぐらい信頼があついようです。よって経済は長い目では持ち直すが、日本・中国はどうかなと私は思いますが、どうなんでしょうねええ。

アメリカは、変わらないでしょう。
ドルは、基軸通貨の地位に変わりなく。
GMが無くてもそんなにアメリカに損害は無いでしょう。

経済は、変動します。誰にも分からないし変えられない。
経済＝貨幣価値は人の信頼が左右する。

ですから、人口変動があまり無い状況では価値は変わってもアメリカは変わりないです。

アメリカが、今後どうやって食べて行くかって
事も、大事かなと思います

今回の惨事は、物作りでは食べていかれないと見るや
金融立国で食べて行く道筋を作ったのですが
自ずと限界があったとは、思いますね

あと、銀行のストレステストの内容が、市場に歓迎されたとのことでダウも堅調なようですが、
一方で、お手盛りの内容でオバマ大統領も
丸め込まれたって、報道もありました

長〜いスパンでみると、嘗て世界の基軸通貨だった
イギリスのポンドの二の舞になるのかも知れませんね

ほぼ信頼できる景気予測として
ＩＭＦレポートは景気回復を予測
アメリカの非農業者の雇用の指標
などを見ると底からリバウンド傾向
ＧＭ破錠は軟着陸した。
リーマン型の破錠は今後は無いと思われる。
アメリカの政権の政策は一定している。
（日本は橋本政権でつまづき）
世界の自由貿易協調は守られている。
当面、投資の規制により市場は安定
投資金融などの公的債務返済が早くも報道されています。

米国債を買う人間がいなくなればドル機軸は悪化するとおもいますが、
いまのところ回復基調ですよね。
危機的状況を生む事柄が他にあるのでしょか？
今後は、心理でしょうか。

最近のアメリカの金融機関の決算でいい数字が出ているという話もありますが、あれは当てになりません。最近読んだニューズウィークにも「Ｂｏｇｕｓ　Ｒｅｃｏｖｅｒｙ」（偽りの回復）と出ていました。当分はこんな状態が続くでしょう。

でも、ドルは相変わらず世界の基軸通貨です。それは間違いありません。

歴史的な観点からすると財政対策では恐慌からは脱出できず戦争特需で回復したようです。
アメリカに限らず欧州も最低３年は厳しいのではないでしょうか。
ただ基軸通貨は予見できる将来においてはドルだと思います。