香港における人の名前

台湾の例ですが、多分香港も同じでしょう。（無保証 ^^;）

仕事で台北に出張した際、先方で「英名の別称はどうやって付けるんだい？」
と聞いてみました。回答は、
「大体高校くらいの頃に、友人とか周りの知人などとの間で冗談言いながら
決まっていく感じ。特にルールは無い」
だそうです。

最近は日本のアニメブームの影響で、日本名つける人も多いと聞きました。
これは対日感情の良い台湾ならではかも知れません。

アグネス・チャンは、
英語名：Agnes Miling Kaneko Chan
中国名：陳美齡（チャン・メイリン）
通　称：家族内での呼び名（美美メイメイ）
日本名：金子 陳美齢 かねこ チャンメイリン


ジャッキー・チェン
英語名：Jackie Chan
中国名：陳成龍（チン　シン ルン）
本名：陳港生（系図名　房仕龍）

ですが、すでにイギリスの租借地で無くなりましたから、今後生まれる方は全て中国名の単一表記になるのでしょうね！

私は仕事で入管業務をしていますが、日本のように一欄になった戸籍謄本のようなものは中国籍の方から頂いた事はありません。
出生証明書の中に両親や兄弟が書かれ、役所の担当者が証明権限と役人本人の署名が入っています。

中国でも台湾（ＲＯＣ）でも、民族名（系図上）と通称名（戸籍に当たる）と呼称（子供の呼び名）を使い分けているように思います。

勿論結婚している女性はもっと複雑ですし、英米人が良く○○ジュニアと呼ぶのは中国では、シャオ○○とかリンリンとかメイメイとか呼びますね。

ニックネームは中国系の方にとっては、身を守る大切なもう一つの呼び名ですよ。

その風習は日本の武士の社会に残っていたように、幼名・字名・元服名・贈名というように使い分けていたと思います。