中国についての報道を如何思いますか?
現在の中国国家主席は胡錦濤氏
習近平氏は、党の総書記に、昨年暮れ選出され、
年当初、党中央軍事委主席に決まりました。
第二ラウンドを予定通り完了されました。
3月には全人代大会で主席に指名されることは確実ですが、
第三ラウンドが、全人代なのか、
国家中央軍事委主席に横滑りが出来るかが重要と思います。
過去の例では、総書記・主席を移譲した後も党軍事委主席 (?小平は残らず江沢民の天安門静粛のクーデターに成功) か 国家軍事委主席(?小平)の地位に残るのが普通です。
或は、両方 (江沢民は自分へのクーデターを恐れ両方に暫くいました) に残るのが通例です。
問題は、第三ラウンドで国家軍事委にメンバーを横滑りできるかと、
解放軍の海軍を国軍の海軍にして、領土問題を国家級で扱うことが出来るようにするかが重要だと思います。
現在は党の方針であり、国家方針として確定していません。
現在の日本の報道は、理解が不十分で、日中間の問題の解決のための報道として問題があると思いますが、
意見をお寄せください。
追伸、宝島の今月号の冊子には、習近平が中央軍事委主席で
下に、党と国家の軍事委を口で括り、点線で二つを分けています。
多分、国家と党の存在があいまいの人が書いたものだと思います。
ペンネーム:質問者 (匿名希望)さん
日本の報道の良くない事と思うのは、
日本の体系に合わせて報道する事です。
例えば、1
中国外務省(国務院外交部)と言います。
?ならば、福建省--->福建県、市・県は(市)でなければなりません。
しかし、福建省、上海市と報道しています。
省と言う意味は、少ない目で見るものですから中国も日本も省は行政の責任的立場にあります。行政の最高責任者は中国では省の長になります。
外交部の部長は役人のトップですから日本では事務次官(実力は日本と同じ名ばかり大臣以上、自民党の事務次官会議が閣議に優先していましたから)に当たると思います。
?中国の大切な機関は、軍と共産党です。
軍には共産党と国家の委員会があります。
行政は常任委員会があり、その主席が、江沢民前は国家の代表でした。国家主席は名誉職で暫くの間毛沢東が君臨していました。
行政の党の最高指導者が総書記です。
従って、尖閣諸島の問題は外交・安全保障ですから軍と常任委、総書記(江沢民・胡錦濤は主席も兼務、習近平は総書記のみ、)が決めることで、政府(国務院)と対話してもしょうがない、 国務院の責任者は党と主席が任命する首相が担います。首相は権力序列では4番目以下です。
現在の国家主席・国家軍委は胡錦濤、総書記・共産党軍委は習近平です。
集団指導体制です。
例えば2
米国中央銀行のFRB(連邦準備制度理事会かな!?)
日銀に比べ、中央銀行の仕事で大事なもののうち、FRBは半分くらい以下しかしていません。
?準備・ドルの発券は幾つかの準備銀行がやりますし、
財務証券(国債)の引き受けなどの調整は、準備銀行の理事会で決めています。
?今中央銀行の在る国は英国・中国、カナダ・ニュージーランドなど、
?中国の中央銀行の人民銀行はRMB(人民幣)を発行していますが、中国銀行は過っては、FRC(外貨兌換券)を供給していました。現在は香港ドルと澳門ドルを供給していて、外為も中国銀行の専任です。
?EU諸国は中央銀行を持っていません。欧州中央銀行があるからです。
欧州中央銀行は米国の様に、準備銀行の機能もFRBの機能も無いまま現在に至ってます。それで通貨危機になったと私は考えています。
等々、あの報道では、中国軍は政府の方針に従いそうですが、解放軍は政権を武力で掌握できる力があり、毛沢東も?小平も江沢民もそうして権力を奪取しました。
胡錦濤もそうするかもしれません。
米国・中国・欧州のマネーを考えるときは、全ての国が日本銀行と同じと考えたら間違いになる恐れがあります。