延命措置してほしい？

私の父と母の場合は、
入所時にその様な取り決めを書類で交わしました。
また、施設ではそこで最後を迎えさせることは極力避けているようで、契約している病院に搬送しそこで最後を迎えました。
またそう言う部屋があるんですね。

私思うんですが延命させる事は苦痛を長引かせることになると思います。
命は自然に任せるのが一番です。
先生も食べられなくなったら老衰寿命ですと言ってました。
（点滴で生かされたくないですね）

私の母が入所した時にも同じことを聞かれました。

その時の説明では、延命措置にもいろいろあるようでした。
自分で食事を飲み込めない時に、胃に管を通すかどうか。
呼吸困難になった時にはどうするか。
最後は心肺停止の時には。

私は3人姉妹ですが、みんなで相談した結果、胃に管を通すのは反対でした。

呼吸困難と、心肺停止の時はと聞かれた時には、かなり迷いました。
母も私たちも、最後は体に管をたくさんつけた状態はいやだと言うことでした。

母は自然に任せてほしいと言うことでしたので、そのまま施設に伝えました。
最後は心肺停止で病院に運ばれ、心臓マッサージしていただきましたが、とうとう亡くなりました。

母の本心は言われていた通りだと思っています。
迷惑をかけたくないからとか、そういうことではなくて、自分の寿命が来たら自然にということだったと思っています。

あなた自身が最後までは苦しい思いをしたくないと思っていられるように、お母様も同じ思いなのではないでしょうか。

私の母は最後はほとんどわからない状態で、半年くらいは私たちの顔を見てもわからない状態でした。

そうなる前に言っていたことは、自分は十分生きてきたし、最後まで子供に囲まれて幸せだったと。
寿命が尽きるときは何にもしないでほしいと。

それは本心だったと思います。

母が風邪気味なんだけど・・・・・と言いながら近所のかかりつけの内科医に行って、食欲がなく、身体がだるく、何もする気がないと訴えたところ「風邪を拗らせたかな？」と言って風邪薬を処方してくれたそうです。

２ヶ月ほどして風邪の症状はなくなったけど、食欲がなく、身体がだるく、何もする気がないという症状は変わらない、どうしよう？と電話があったので、先輩の国立病院外科医長に診察してもらい入院して検査することになりました。

検査の結果、胃癌で・・・・・手術しましょうとのことで、母には胃癌だけど癌細胞を切除すれば治ると説明して手術を受けさせました。
執刀医の先輩から手術室での立会いを許可され、開腹手術をしたところ他臓器に転移している状態を見せてくれて、手の施しようがないけど切除できるだけやっておきますと・・・・・

術後家族を集めての説明では、余命半年から１年とのこと。
兄や妹達は本人には言わない！言えないとの意見が多かったけど、母から私には隠さず本当のことを言ってほしいといわれていたので、兄と妹達を説き伏せ私から医師から伝えられた余命を母に伝えました。

母は翌日から母の妹（３人）や弟（３人）を順次呼んで、自分の死後の親戚関係の処置等を頼んだり、仕事仲間や友人たちも枕元に呼んで後事を託していました。

私達５人の兄弟姉妹には、交代で付き添い看護･介護をする際に後事の処置をこまごまと伝えてくれました。
半年後「これで全ての人にお別れが出来た。これはお前が保管していてくれ」と大學ノートを託されました。

病院での面会者全員との話した内容が書き留められていました。

その後、魚が食べたい、果物が食べたい、寿司が食べたい、みかんが食べたいなど次から次へと注文が続きました。

そして、余命告知から１０ヵ月後、ベッド脇に集まっていた私達子供や妹弟の顔を一人ひとり頷きながら・・・・・見廻して・・・・・大きく深呼吸をして・・・・・永い眠りに就きました。

３３年前の４月２９日の天皇誕生日の早朝でした。

唯一の心残りは、『桃が食べたい！』との要望に応えられなかったことです。
時期外れで缶詰の桃を食べていたのですが、生の『桃』が食べたいと・・・・・全国の親戚や友人や果物店に手配してもらったのですが・・・・・桃は温室栽培が出来ないということで・・・・・

ある日先輩主治医の回診の際、「君の母上は我慢強いお人だ！痛みで苦しいはずだけど、私や看護婦にも笑顔で・・・・・痛い！苦しいなんて一言も仰らない！痛み止めも殆ど効いていないはずなんだが・・・・・できるだけ一日でも永く長生きしていただけるようしたいのだけど・・・・・」

その時、いびきをかいて眠っていた母がパッと目を開け、「先生、長生きさせようと無理しないようにしてくださいね！私は先生のお陰で会いたい人には全部会えましたのでくいはありませんし、満足しています。そろそろお迎えが来るころだって分かっています。」そう言って・・・・・

息を引き取ったのはその３日後のことでした。

最後まで母の思うとおりにしてあげられたという満足感を持っています。

現実をお分かりでない気がします、９３歳で施設にお入りになるのは環境の変化が心配です。
施設の対応がご心配のようですが入所施設で兄は夜中に誰にも看取られないで急死しました、担当医より数日前に家族に対して急な時は対応不可能の承諾を求められたとのことです。
入所前に緊急対応の話はあるはずです。延命措置は希望しなければ勝手に医療現場はしません。兄の場合８３歳でしたが不審死の扱いで警察が入りましたが主治医の診断で収まったようです、家族は誰も看取りが出来なかった事に悔いが残った感じです、高齢者の場合突然はつきものです。

お母様のご本心と思います

「自然に任せて欲しい」とのことですが、
もし可能であれば文章にして残して頂くのが良いと思います

私はもしもの時に子供たちに辛い決断をさせることがないように尊厳死協会に入会しカードを持っています
勿論家族には私の意思とカードのことは伝えてあります

本心だと思えない理由があるのですか？
本心を伝えても、信じてくれない家族ってさびしいですね。
こんな感じだったら、何を言っても、遺言でも、
本心は…？で、結論がでません。

家族の本心は、施設の人や親戚の人から何を言われるかわからない、
世間体が命というところなのではありませんか？
それをお母様に伝えたらどうでしょうか？
お母様は延命してくれと、答えるかも。
そうしたら、そこでまた本心は…と、どうどう巡り。
考えている間に命がつくでしょう。

自分の意志を通せるのはやはり、有名人ですね。
どんなに伝えていても、家族が阻止するんですよ。
素人だから本も書き遺せないし、映像もないしなぁ。
残念です。