テレビ放送、天皇制について

天皇制に限らず、ＴＶはいつもそうじゃないですか。

ある人をほめるときは、どの局も褒め、
攻撃するときは、どの局をかけても、攻撃。。。

非難を恐れず自分の意見を発言する人は、建前の好きな日本では
ＴＶには出演できません。
ＴＶ局はクレームの来ない人を使います。

日本のマスコミが信頼に足るものではないということを端的に表している証拠ですね。

今回の天皇のお言葉には「象徴」という言葉が１４回も使われています。

なぜ天皇は「象徴」ということをそんなに強調なさったのでしょうか？

それは、天皇が自民党の改憲草案を明確に否定なさったからです。

先日の参議院選挙で改憲派が３分の２を超えたことで、憲法改正が現実的に成ってきて、自民党の改憲草案が採用される可能性が高まってきたことへの反発です。

その理由は

自民党がＨＰで公開している憲法改正草案では、第一条に天皇が象徴から「国家元首」になると改正案が示されています。

平和を愛する天皇は、この戦時を思い起こす様な、「天皇の元首化」を明確に嫌ったのだと思われます。

ただ、政治的な発言を制限されている天皇は、「元首は嫌だ」との直接的なお言葉を避けて、「象徴」いうお言葉を１４回も多用なさったのです。

最後には

「象徴天皇の務めが常に途切れることなく，安定的に続いていくことをひとえに念じ，ここに私の気持ちをお話しいたしました。」

とおっしゃっておられます。

今回の天皇のお言葉には、安倍政権に平和憲法が壊されることや、御自身の元首化を防ぐための、天皇の明確な意思だと思われます。

天皇制は、ゆっくり時間が流れる世界に誇る日本の歴史なのです。

今回は天皇陛下のお考えであって、、政治的意味をもつ案件ではありません。
故に天皇制賛成、反対の議論は無味乾燥なのです。
メデイアも政治的意見を発表する事案ではありません。
もう少し基礎学力を再度養われては如何かな！
国民の皆が象徴天皇陛下には尊敬の念を抱いております。