離婚の慰謝料は無税ですか

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離婚の時に発生するのは、慰謝料と財産分与があります。
慰謝料というのは、言い換えると、「不法行為による、精神的苦痛に対する損害賠償」ということです。不貞行為やDVなどの不法行為があれば成立します。そこで、「不当に高い」ということが問題になるのは、受けた傷と金額との均衡です。調停で決まった金額ならまずは贈与税はかかりません。ただし、現金で受け取らず、不動産で受け取った場合、不動産取得税はかかります。
一方、財産分与は、離婚を、会社の清算と同じように考えて、2人が協力して築き上げた財産を清算するということになります。不法行為は関係ありません。どちらがどれだけ貢献して財産が出来上がったかということはお互いの話し合いで決められるなら他人が文句を言うことではありませんので、例えば離婚時の財産を全部妻へ、とか夫へ、と渡しても贈与税の対象にはなりませんし、不動産を取得しても、不動産取得税はかかりません。ただ、やはり、結婚して数ヶ月で、特に理由もなく（浮気とかもない）全財産をあげれば贈与とみられて贈与税がかかることはあります。
調停になると、だいたい半々で決まることが多いと思います。財産も借金も半分ずつ、ですね。
財産分与では不動産取得税は、原則かからないのですが、東京都の場合には、もともと単独で持っていた不動産（例えば夫名義の自宅）を、妻に、財産分与で名義を変えると、2分の1の持ち分について、取得税がかかることがあります。
また、財産を渡した側には、譲渡所得税がかかることがあります。
個別のケースについては、税務署に電話すれば匿名で質問ができますので、聞いてみるといいですよ。

ネットで「離婚の慰謝料は課税対象か」で検索すると沢山出てきますよ。
ネットが使えるなら環境にあるなら、ここで聞く前にご自分で調べる事をお勧めします。