コロナ金融危機

ですが、日本とスイスの両国は財政収支が黒字だから、今のところ他国よりマシかも。しかし、米ドルが基軸通貨である以上、米国に金融危機が起きれば、円も一蓮托生になるのはリーマンの時を見れば明らかです。

日本の累積赤字国債を「国の借金」と言い、それを国民に示して増税を納得させると言う財務官僚、それに加担するのが日本の政治家です。しかし国が借金をしているのは国民からで、みなさんの預貯金を使っているのと同じことなんです。だからコロナウィルスの蔓延も、風水害による被害の改修も、大震災の復興もすべて国民のお金でやっているんです。

しかし、日本だから出来る事で、他国は国債を高利回りで発行し、資金を調達して自転車操業になっているんです。その代表が米国で、その米国債の金利が下がってるのが大問題なんです。つまり、これだけ世界に借金をしていて、利息も付けないことが未来永劫、続くわけがありません。少しでも金利が上がったら、基軸通貨として君臨できなくなる可能性があります。

現状の米国は、１円の利益を捻出するのに３円の経費を使っています。いかにも好景気に見えるのは、その２円の借金のお陰です。だから株価が上がり、企業業績も好結果が出ていたのですが、このコロナショックで株価急落！もしトランプが次期大統領選で負けたら、いよいよ大崩落になると思います。

米中がHuwaeiのCEO逮捕で、米中貿易戦争が勃発しましたが、これは引き金に過ぎず、実は中国の米国への挑戦、つまり世界の覇権国としての宣戦布告だったと思います。だから、このコロナウィルスの発祥に諸説があるんだと思います。

このコロナショックは、かなり深刻で、もし特効薬が出て終息に向かうことになっても、次の展開がありそうです。米中の覇権争いは、まだ始まったばかりで、これからだと思います。