四国八十八ヶ所・第一番・霊山寺

四国に生まれ育ったからには、一度は、お四国参りをしなければと常々に思い、機会ある毎に巡り三年掛かりで結願した。掛け軸、納経帳を携えて高野山で朱印をもらってから早くも30年の月日が流れた。二度目の参拝を思い立ったのは、徳島で同級会が催された折だった。朝早くエンジンの音も高らかに第一番札所・霊山寺へ向かった。

天平年間、行基菩薩が聖武天皇の勅願により開基した寺。弘仁六年、弘法大師が二十一日間修法、釈迦如来を刻んで本尊とし、第一番札所に定められた。四国八十八ヶ所の打ち始めの寺、遍路はここで装束をととのえて次の寺へ。

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