岳飛と秦容の連合

北方謙三の「岳飛伝 第8巻 龍蟠の章」を読了した。岳飛伝は、水滸伝、楊令伝に続く、北方大水滸シリーズの第三部である。
 金国の物流組織を整備している簫?材は、改めて梁山泊の実力を思い知り、その梁山泊が兵糧を集めていることに気付く。簫?材は、ダランが使っていた忍びの風玄に、南宋の商人梁興と甘蔗糖の物流の調査を依頼する。風玄は簫?材に、かつて自分が簫珪材軍の兵士だったことを語り出す。風玄は、兵糧を買い集めている候真と対峙する。
 西遼では、顧大嫂に皇太子夷列を託し、耶律大石が遂に没する。執政となった顧大嫂は、韓順を教え諭す。
 岳家軍は千名を超すことになり、