「水滸伝」の日記一覧

会員以外にも公開

水滸伝に興奮

初めての水滸伝。 登場人物が多く、ついていけるか心配でしたが 一気に読めました。 やっぱり林冲に惹かれるかな。。。 この本は中国は宋の時代、重い税と無茶な政治のため に困っている民を救うため、腐った政府を倒すために、 世直しの志を持った各地の人々が集結し、 国と戦う話です。 この本の見どころはなんといっても カッコいい男たちでしょう。 この物語には非常にたくさんの人物がでてきますが、 …

会員以外にも公開

テレビ&読書

 昨年の春先に自室に小さいテレビを入れた。  それまでは余りテレビを見ることもなくて過ごしていた。  パソコンと本があるだけで良かった。  そんな頃、ご存知のようにアメリカに渡った野球の大谷選手の活躍が凄かった。  それをじっくり見たいという欲求が高まってのテレビ導入。  なのに、大谷選手は昨年は腕を傷め打者のみに専念となった。それでも結構な活躍でテレビは入れた価値があった。面白かった。  さあ…

会員以外にも公開

「水滸伝」(ちくま書房)を読んで

去年の夏(8月)に 岡崎市美術博物館で 「歌川国芳 水滸伝の世界」という展覧会があった。 その展覧会を前期・後期とも観に行ったが、私は「水滸伝」を読んでないので、絵を観ても分からないことばかりだった。 そういうのは 何だか悔しいので、図書館で「水滸伝」を借りて 読もうと思った。 そしたら、水滸伝は8巻もあり、日々の忙しさもあり、全巻を読むのに 時間がかかった。 やっと1月中に 全…

会員以外にも公開

水の滸の物語

北方謙三の「岳飛伝 第17巻 星斗の章」を読了した。岳飛伝は、水滸伝、楊令伝に続く、北方大水滸シリーズの第三部である。本書は岳飛伝の最終巻であるととともに、51巻に及ぶ大水滸シリーズの最終巻でもある。  兀朮との対決で、致命的な傷を負ったと思われた史進は、その驚異的な体力で命を持ちこたえる。しかし、満身創痍の体は、右腕が僅かに動くだけである。史進は呼延凌とと赤騎兵に別れを告げ、愛馬乱雲の背に跨り…

会員以外にも公開

金国軍総帥逝く

北方謙三の「岳飛伝 第16巻 戎旌の章」を読了した。岳飛伝は、水滸伝、楊令伝に続く、北方大水滸シリーズの第三部である。  南宋の宰相の秦檜は病むが、南宋の行く末を思い寝付くことは出来ず、国の基礎固めに注力する。秦檜は無能な皇帝父子を国政から遠ざけるため、彼等に特産物の絹に画を描くことを勧める。南宋水軍は、小梁山侵攻のための根拠地建設を急ぐ。  兀朮に叱咤された海陵王は、自ら軍頭に立って戦いを挑む…

会員以外にも公開

戦機熟す

北方謙三の「岳飛伝 第15巻 照影の章」を読了した。岳飛伝は、水滸伝、楊令伝に続く、北方大水滸シリーズの第三部である。  張朔が補給地としている大島に、李俊亡き後の水軍の最古参の狄成と項充がやって来る。二人は明らかに死に場所を求めている。張朔は狄成、項充と静かに酒を酌み交わし、南宋水軍の交易船を撃破するために日本へと向かう。炳成生の協力を得て、張朔は南宋水軍の40隻を全滅させるが、上陸した士官の…

会員以外にも公開

岳家軍、小梁山軍の北進と李俊の死

北方謙三の「岳飛伝 第14巻 撃撞の章」を読了した。岳飛伝は、水滸伝、楊令伝に続く、北方大水滸シリーズの第三部である。  南宋の闇の組織に追われ、鄭涼とともに逃走する王清は、一度は孫興が名主を務める村に落ち着くが、致死軍の羅辰の情報を聞いて再度逃走を開始する。羅辰の勧めにより南方に逃れようとした王清は、手違いから張朔と出会い、日本の十三湊に赴き、亡くなった瓊英の後継者となる。  北進を目指し景コ…

会員以外にも公開

老雄達の活躍

北方謙三の「岳飛伝 第13巻 蒼波の章」を読了した。岳飛伝は、水滸伝、楊令伝に続く、北方大水滸シリーズの第三部である。  景隴の辛晃軍を破った秦容は、辛晃軍の兵士1万名を俘虜として、小梁山の近くで新しい街の建設を開始する。  岳飛は、潘寛が鍛えた現地軍2万名を岳都に残し、3千名の岳家軍を率いて景コウに入り、北進を窺う。景コウには、5千名の小梁山軍も集結する。そして、秦容の妻の公礼の妊娠が明らかに…

会員以外にも公開

岳飛の北進と浪子の死

北方謙三の「岳飛伝 第12巻 飄風の章」を読了した。岳飛伝は、水滸伝、楊令伝に続く、北方大水滸シリーズの第三部である。  戦いの中での死を望む李俊は、聚義庁の正式の許可を得て中国本土に戻り、梁山泊の交易船を狙う韓世忠と対決する。李俊の心眼は韓世忠の偽装に惑わされることなく、その根拠地を見破る。張朔の派遣した桑仁を囮として、韓世忠船隊を誘き出すことに成功した李俊は、韓世忠を追い詰め斬り倒す。しかし…

会員以外にも公開

梁山泊軍と金国軍の激突

北方謙三の「岳飛伝 第11巻 烽燧の章」を読了した。岳飛伝は、水滸伝、楊令伝に続く、北方大水滸シリーズの第三部である。  南宋の交易船隊を率いる梁紅玉は、日本人の炳成世の協力を得て、阿波で交易の根拠地作りを開始し、交易の途を本格的に探り始める。  北京大名府の近くで梁山泊軍と対峙を続けてきた金国軍総帥の兀朮は戦機を計り、金国軍の集結を開始する。しかし兀朮には皇太子の海陵王という後顧の憂いがある。…

会員以外にも公開

小梁山での激戦

北方謙三の「岳飛伝 第10巻 天雷の章」を読了した。岳飛伝は、水滸伝、楊令伝に続く、北方大水滸シリーズの第三部である。  張朔率いる梁山泊水軍と韓世忠率いる南宋水軍は、遂に長江で激突し、練度に優る梁山泊水軍が南宋水軍を撃破する。その激突に隠れて項充と狄成は、無為軍の造船所焼き討ちに向かい、厳重な警戒網を掻い潜って造船所を焼き払うことに成功する。死を賭した項充と狄成であったが、二人は奇跡的に生還す…

会員以外にも公開

母夜叉、沙門島に死す

北方謙三の「岳飛伝 第9巻 曉角の章」を読了した。岳飛伝は、水滸伝、楊令伝に続く、北方大水滸シリーズの第三部である。  簫?材は、麦秋を迎えた金国において麦の流通に微かな異変を感じ、また恣意的な課税に不審を覚えて、丞相の撻懶に会いに燕京へと向かう。撻懶の病状が悪化し亡くなると、魯逸は簫?材を幽閉する。撻懶の死を知った南宋宰相の秦檜は、蒙古による金国の後方撹乱の謀略を開始する。  韓世忠は、関係が…

会員以外にも公開

岳飛と秦容の連合

北方謙三の「岳飛伝 第8巻 龍蟠の章」を読了した。岳飛伝は、水滸伝、楊令伝に続く、北方大水滸シリーズの第三部である。  金国の物流組織を整備している簫?材は、改めて梁山泊の実力を思い知り、その梁山泊が兵糧を集めていることに気付く。簫?材は、ダランが使っていた忍びの風玄に、南宋の商人梁興と甘蔗糖の物流の調査を依頼する。風玄は簫?材に、かつて自分が簫珪材軍の兵士だったことを語り出す。風玄は、兵糧を買…

会員以外にも公開

岳家軍の再結集

北方謙三の「岳飛伝 第7巻 懸軍の章」を読了した。岳飛伝は、水滸伝、楊令伝に続く、北方大水滸シリーズの第三部である。  青蓮寺が再び暗躍を開始し、銀の採掘を行う。燕青の指示により陳家村を訪れたチョ律は、青蓮寺の行う銀の移動の一端を知る。  韓世忠は梁紅玉を娶り、二人で暮らし始める。韓世忠は南宋水軍の調練に励み、対梁山泊水軍戦を見据える。梁紅玉は秦檜の命により、日本の博多津への航路を拓くが、交易を…