風野真知雄の「大名やくざ4  飛んで火に入る悪い奴」。

★3.5 シリーズ4作目。赤穂浪士の生き残り・寺坂吉右衛門をめぐって、上杉方の動きを、藩主の上杉吉憲を脅し封じてしまった。なんと松の廊下で、刀を抜けと上杉吉憲に迫る虎之助、笑ってしまった。

そして鎌倉の万五郎一家と丑蔵一家の勢力争いは激しくなる一方。今回は紀伊国屋に対して、久留米のみかんで2万両を借り出すことに成功するのだが、なんでみかん?よくわからん。

吉原の二升大夫こと梅香は虎之助の策で紀伊国屋を嫌うようにはなったが、虎之助のほうにはなびいてこない「大名とやくざは大嫌い」なのだ。

せんとばるなるどなる巨犬、吉原で牛が暴走など今回は小粒な話が多か