西條奈加の「ごんたくれ」。

★3.7

2013年1月、特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」で曽我蕭白の「雲龍図」を見たときにはぶったまげた。同時に展示されていた長谷川等伯の「龍虎図屏風」が霞んでしまうほど。

その前年2012年の夏には特別展「美のワンダーランド 十五人の京絵師」が開催された。
与謝蕪村、池大雅、伊藤若冲、曾我蕭白、円山応挙、呉春、長沢芦雪ほかの作品が紹介され、若冲の鶏の迫力、芦雪の子犬の愛くるしさが強烈な印象として残っている。

さて本書「ごんだくれ」、関西地方では「腕白」「いたずらっ子」「悪ガキ」などをさすことばんようである。

二人のごんだくれ絵師が主人