連載:時事問題への対処の在り方

第5回 時事問題 5.昭和史最大の謎に迫る―柴田哲孝『下山事件 暗殺者たちの夏』公刊

おどろおどろしいタイトルだ。昨日、そのタイトルの書物を落掌した。
 そんな書物が公刊されたことすら知らなかった。著者はもちろんよく存じ上げてはいるが。「謹呈 著者」となってはいる。
 まず、奥付を見た。2015年6月30日 初版第1刷発行となっている。まだ新聞にその書物の広告など載ったことがないのであろう。そんな最新の書物をご恵贈いただいたのだった。
 500ページに余るその新刊書を一気に通読した。そのために、昨日予定していたことをすっかり脇に置いてのことだった。それだけ迫力がある。

 wakohにとっては、忘れようがない事件だが、事件からすでに66年