高橋義夫の「振袖一揆 御隠居忍法8」。

★3.3 シリーズ8作目。
今回は4つの話が1つに繋がっていく物語。

百姓一揆と盗賊団、そして慈雲寺で出家した男、本筋と直接係らない心学の一派。

笹野城下の蔵前河岸の下流にある乱川という土地は、松平貞包3万5千石の領する飛び地、17ケ村で7千石である。

その乱川では藩の圧政に苦しみ、一揆の機運が高揚している。村人の先頭に立つのは立烏帽子を名乗る娘、奥浄瑠璃の「田村三代記」に登場する美しい魔物の名である。

狸斎は親しくしている慈雲寺の浄海和尚の頼みで、寺から連れ去られた出家の武士を救出するために向った先は騒動の・・・。

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