安野光雅著『空想犯』講談社α文庫。
画家、絵本作家、エッセイストの安野先生の本は、『算私語録』『散語拾語』『読書画録』など、文庫本だけでも10冊以上書棚に並んでいる。
『空想犯』は練習の往復に電車の中で再読。
先生は画家だけに年賀状も凝っている。
エスペラントの賀状や神宮歴のデザインしたもの、ベートーヴェンの「第九」のスコアなど。
1970年の戌年のものは小金井刑務所に服役しているというスタイルで、所長、看守長、看守の検印欄を設け、犬塚、犬井などと犬の付く名前を押印して印刷した。
≪謹賀新年
旧年中は世間の皆様にご迷惑をおかけしました