タイムマシンに乗って、生を考える

なにやらSFっぽい表題なのだが、最初はタイムかマシンに乗って、
愛を考える、にしようと思った。
内容はきわめてまじめな(?)仏教的な話。

ベトナム人の禅僧ティク・ナット・ハン氏の著書のいくつかは、
日本語にも翻訳されていて、愛読書になっている。
ハン氏は、日本の禅僧の趣とはことなり、仏教の根本的な真髄を
まっすぐ語って已まないところが魅力。その内容は直裁的で鋭い。
しかし、わかりやすいかというと、そうではない。
禅書に見られる難解さに出会うことも多い。

ハン氏のこんな文章がある。
『私たちが腹を立てたときにはどのような反応をするだろうか。
ふつう喚い