風野真知雄の「大名やくざ8  将軍、死んでもらいます」。

★3.3 シリーズ8作目で第1部完。

江戸に蜜柑むすめを流行らせ、万五郎一家との抗争を制し、公営競馬の設置を働きかけ、将軍綱吉を柳沢邸で暗殺しと、花火だらけの最終回。

「有馬記念」が久留米藩の御殿様と関係あるとは知らなかったなー。

このどたばた物語もそれなりのバカバカしさで面白く読めた。第2部はあるのかしらん。吉宗の将軍就任劇でやるのかなー。

シリーズものはどうしても尻すぼみに陥りやすい。前半の方が主人公が上昇していく時なので、面白いが、最後はこの巻のようにネタの中身を掘り下げられずに終わってしまうのは残念。

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