辻堂魁の「架け橋  風の市兵衛20 」。

★3.3 シリーズ20作目。
毎回目先が変わって面白い、今回は海洋もの。

市兵衛のもとへかつて返弥陀ノ介といわくのあった女・青(「夕影」で登場)から助けてくれとの使いが来た。

青は弥陀ノ介の子を身籠っており、海難事故に会っていた。

相模、須賀湊の廻船問屋の不動丸と女海賊「東雲お国」との海戦が今回の最大のテーマ。

弥陀ノ介は青と祝言を挙げることに。市兵衛の縁談は結局は破談、相手からの断わりが。

市兵衛にはかつて九条家の娘・お吹との間に娘・節子がおり(「遠雷」では若衆姿で登場)、その話が明るみに。この娘はそのうち登場してくるのかな。

カテゴリ:アート・文化