一番でなければならない

私は表面上は
何食わぬ顔をしているが、
心の奥底をのぞいてみたなら

他人に勝ちたい、
トップになりたい

という思いが渦巻いている。
嫉妬心はこの強烈な競争意識の裏返しだ。

たぶん、子どもの頃に
「一番でなければならない」という
思い込みを持ったのだろう。

両親ともに負けず嫌いで、
夫婦喧嘩や職場での軋轢が
ものすごかったのを覚えている。

末っ子なので、
甘やかされて育ったのも大きい。

また、学校においては
昔から学歴主義だったが、
私が中高生のときには偏差値教育まっ盛り。
成績が少しばかり良かったので、
周囲から褒められていい思いをした。