なにわの快慶仏

大阪市の教育委員会が昨年から力を入れている、非公開文化財特別公開のシリーズ。

1/21〜1/23は、住吉区「大圓寺」の快慶仏でした。
大阪市内に快慶の作品があるとは驚きです。

大圓寺の快慶仏は、快慶が法橋位時代に造った唯一の三尺阿弥陀で…
という解説を聞いて、奈良博の快慶展に出展されていたものだと思い出しました。

足のホゾに、「法橋 快慶」の銘が入っているというもので、この銘があるのは、東大寺の地蔵菩薩とこの像だけだそうです。
これで何がわかるかというと、快慶が法橋位にあった1204年〜1210年頃、つまり快慶中期の作品であると推測されるわけです。