運慶のまなざし

先日、興福寺国宝館館長で美術史学者の、金子啓明さんの講演会が、奈良市の図書館で開催されたので拝聴してまいりました。

テーマは「運慶のまなざし」。

昨年出版された新刊、
『運慶のまなざし―宗教彫刻のかたちと霊性 』(岩波書店)
の即売会&サイン会も兼ねたイベントです。

講義の内容は、ぼーっとしていたら置いていかれそうで、集中力を研ぎ澄まさなければいけない1時間半でしたが、それだけに深くて濃くて、とても勉強になりました。

"運慶のまなざし"ということは、つまり玉眼でしょうと、概ね察しはつくのですが、さてそのココロはと聞かれると、玉眼の方がリアルだから