連載:韓国併合

朝鮮王朝の皇后を暗殺した日本人

明治20年代のことでした。韓国は李氏朝鮮26代国王高宗の施政時代です。

 皇后に立てられたのは、閔致禄の娘・閔妃(みんび)でした。当初国王の実父興宣が政治を壟断しますが、かの女はこれを排除しました。

 閔妃は守旧的な政治を行い、一族をことごとく重用しております。日清戦争に日本が勝利するや、閔妃はロシアと結びます。

 日本の韓国併合の野望を見抜いていたからなのでしょうか。日本では閔妃が邪魔になりました。

 日本の韓国公使三浦梧楼は、日本軍守備隊を中心に壮士たちを集めて閔妃の暗殺を計画します。

 1895年10月8日の未明です。日本軍と壮士たちは、