□― 目には青葉… カツオの角煮 □ぼんち凸電(とつでん)

□ ― "目には青葉 山はホトトギス 初かつお" 。作者といわれる 山口素堂は、江戸時代1700年代のひとで、松尾芭蕉とも通じた甲州の俳人らしい。静岡・吉原あたりで午後にあがったカツオは、現在の身延線にそった道を運ばれたという、距離約88km、松明をかがり夜道をゆく、日が暮れると急激に冷えてくる、鮮度保持の点でも理にかなう。1kmを10分とすれば15時間もかかる、やがて、目地に広がる甲府盆地にマグロやカツオをはこぶ隊列に--  "トウキョウトッキョキョカキョク ---  輝く朝陽に、夏鳥のホトトギスの爽快な鳴き声がわたってゆく。

□近所の鮮魚店に初カツ