シャンソンは、きっと日本では聴かれることも少なく、希有なカテゴリーの唄でしょうか。
曲調でしょう。
歌謡曲ともニュアンスが違うようですし、ポルトガルのファドとも微妙です。
若さ、美形もまったく意味を無くし、深い人生の叫びにも似ているようです。
吟遊詩人的なこころを揺らす魅力は、やはり唄い手の理解度と表現力の魅力に頼るしかないでしょう。
多くの歌手に唄われたこの曲も、アズナブールの魅力に引き込まれます。
若き日に初めて目の前で、耳にした感動も強いからでしょう。
日本では、なぜか聴く事の少ないシャンソンですが、三味線を弾き都々逸を愛する方が
連載:道楽者の居場所