眉月


“山路来て遅れる君に知らせむと

   待てば眉月消え入るばかり”


古いノートをめくっていたら

こんな自作の歌がつづられていた、

見ると詠進歌とある、

ひと昔以上ほども前のもので

歌作りに精進していた頃

一回だけ詠進歌に応募した、

その年のお題は「月」であった、

選ばれれば天皇、皇后両陛下列席の元で

皇居で行われる歌会始で披露される歌だ、

もはや日の目を見ることもない古いノートの

落書きを拾って吾ブログに留めおく。

カテゴリ:アート・文化