佐藤雅美 の 向井帯刀の発心 物書同心居眠り紋蔵8

★3.6  再読シリーズ8作目。
町廻りの同心は奉行所には毎日出勤しなくてよく、その代わり休日というものがない。例繰方の紋蔵は当番の6日を除く日は、6日に1日の非番としてある。

若手の当番与力・和田与五郎が登場、前に記した山田次郎左衛門は当番与力ではなく吟味方与力の間違いだった。その山田次郎左衛門から紋次郎を養子にという話、紋次郎は文吉に同心株を譲ることになると考えて了承した。

ところがこれ以上世話をかけられないと11歳の文吉は不動岩のところへ身を寄せた。紋蔵は文吉を取り戻そうとするが・・・。

義母のお初と六兵衛夫婦の茶問屋は順調で、18歳の麦を養