読書散歩 ー「縄文の思想」を散策 ー

1月の寒いときに「北海道・北東北縄文遺跡群フォーラム」を聴講した。そして暑い盛りに東京国立博物館で「縄文―1万年の美の鼓動」という企画展が開かれ見に出かけた。
「史上初、縄文の国宝6件すべてが集結!」と謳っていた。火焔型土器、「土偶 縄文の女神」など、写真などを通してすでに目にしていたが改めて実物を目の前にしたとき、その繁縟な装飾を見ながら驚きとともに、なぜ過剰なまでの装飾を施したのだろうか、という疑問が起こったが疑問はそこまで。同展の掉尾を飾った岡本太郎の縄文土器に対する言葉の断片を思い出していた。
「縄文土器にふれて、わたしの血の中に 力がふき起るの